厳しい声、がらがらの客席でも DeNA三浦大輔監督が貫いた横浜愛
プロ野球でセ・リーグ3位からの「下克上」で、26年ぶりの日本一に輝いた横浜DeNAベイスターズの三浦大輔監督が11日、都内で会見し「ホッとした気持ちとうれしさがこみ上げてきた。優勝とは、これだけ良いものなのか、と久しぶりに感じることができた」と話した。
パ・リーグ覇者のソフトバンクとの日本シリーズ(10月26日~11月3日)は、本拠・横浜スタジアムでの第1、2戦で連敗スタートした。その時の心境を問われた三浦監督は「ダメだと思っている選手は誰ひとりいなかった」「監督が集めたのではなく、選手が自発的にミーティングをして『何かを変えないと』と思ってくれたことが大きかった」と、その後の4連勝の要因を語った。
三浦監督は就任4年目。「結果が出なかったとき、『もう一つの選択が正しかったのではないか』と、答えのないことを考えて深みにはまっている時期もあった。良い意味で割り切れるようになった」と、自身の心構えにも変化があったことを明かした。
選手にも短期決戦で切り替えの大切さを説き、リーグ戦を71勝69敗3分け、史上最低の勝率5割7厘からの日本一につなげた。
11/11 19:08
朝日新聞社