京都国際の沢田外野手 西武の育成5位 プロ野球ドラフト会議
今夏の甲子園で全国制覇した京都国際(京都市東山区)の沢田遥斗(はると)外野手(3年)が、24日のプロ野球ドラフト会議で、西武から育成5位指名を受けた。同校から指名選手を輩出するのは、育成を含めて6年連続という。
沢田選手は同校のホールで、3年生の野球部員らと中継を見守った。会議開始から3時間以上がたった午後8時過ぎ、名前を呼ばれると安堵(あんど)の表情を浮かべた。
記者会見で「ほっとした気持ち。下からはい上がっていく気持ちが一番強い」と意気込んだ。目標の選手は、西武で2度盗塁王を獲得し、今季限りで引退した金子侑司さん。「金子選手のように足を生かして両打ちで活躍できる選手になりたい」と話した。
沢田選手は北海道出身。170センチ、70キロの外野手。勝負強い打撃と俊足を生かした守備でチームを引っ張ってきた。夏の甲子園では3番中堅手として全6試合に出場し、すべての試合でヒットを打った。決勝の関東第一戦では2安打を放ち、初優勝に貢献した。
会見に同席した小牧憲継(のりつぐ)監督は「負けん気の強さが彼の持ち味。足を生かしたプレーヤーになってもらいたい」と期待した。(木子慎太郎)
10/26 10:15
朝日新聞社