大谷翔平が史上初の「50-50」超えて51本塁打、51盗塁達成

マーリンズ戦の七回表、50号本塁打を放ったドジャースの大谷翔平。この試合で50-50を達成した=2024年9月19日午後6時54分、米フロリダ州マイアミ、小林一茂撮影

 大リーグ・ドジャース大谷翔平(30)が19日(日本時間20日)、シーズン50本塁打、50盗塁の「50―50」を達成した。前人未到の大台。

 「50―50」まであと2本塁打、1盗塁に迫っていた大谷は、米フロリダ州マイアミであったマーリンズ戦の一回と二回に盗塁を決めて51盗塁とし、六回に2点本塁打を放った。偉業に王手をかけて迎えた七回、2点本塁打を放った。

 大谷は九回にも3点本塁打を放ち、51本塁打、51盗塁となった。

 大谷は8月23日(同24日)のレイズ戦で、大リーグ史上6人目となるシーズン40本塁打、40盗塁の「40―40」を記録。出場126試合目での達成は歴代最速だった。同30日のダイヤモンドバックス戦で、メジャー史上初めての「43本塁打、43盗塁」に到達していた。

 大谷は昨秋に右ひじを手術したため、今季は投打の「二刀流」を封印して打者に専念。9月11日(同12日)のカブス戦で今季47号を放ち、2021年に記録したシーズン自己最多の46本塁打を更新。盗塁数も自己最多だった同年の26を倍近く上回っている。

 過去にはブレイディ・アンダーソンオリオールズ時代の1992年に53盗塁、96年に50本塁打、ジャイアンツなどでプレーしたバリー・ボンズが90年に52盗塁、2001年に73本塁打を記録しているが、同一シーズンでの50本塁打、50盗塁は初めて。

 日本のプロ野球ではこれまで、「40―40」の達成者はいない。

ジャンルで探す