徳商は小松島と穴吹、阿南光は川島と生光学園の勝者と初戦 徳島大会

くじを引いて番号を告げる主将=2024年6月28日午後3時25分、徳島県鳴門市撫養町、吉田博行撮影

 第106回全国高校野球選手権徳島大会(県高校野球連盟、朝日新聞社主催)は28日、鳴門市内で抽選会があり、出場28チームの組み合わせが決まった。

 2連覇を狙う徳島商は7月21日の2回戦で小松島と穴吹の勝者と対戦する。生光学園は県内の私立校として春夏通じて初となる甲子園出場へ、13日の1回戦で川島と対戦。今春の選抜大会で8強入りした阿南光は、20日の2回戦で川島と生光学園の勝者と対戦する。

 大会は7月13日に開幕。順調に進めば決勝は29日に行われる予定。

■徳島大会の展望

 (前年優勝校 徳島商 前年参加チーム数29)

 今春の選抜大会8強で、3年ぶりの夏の甲子園をめざす阿南光に、昨夏の覇者、徳島商や準優勝の鳴門などの有力校が挑む。

 阿南光のエース右腕吉岡暖(はる)は140キロ台の直球に変化球を織り交ぜ、打者をゆさぶる。選抜大会では、昨秋の東海大会を制した豊川(愛知)から11三振、九州王者の熊本国府(熊本)から14三振を奪った。

 徳島商は、昨夏の甲子園経験者を中心とした打力と堅守が持ち味。春の県大会は5試合で計47安打を放ち、右腕近藤賢太らの継投で守り切って優勝した。

 昨秋の県大会を制した鳴門や、昨秋と今春の県大会でいずれも準優勝した池田も、頂点が見える。(吉田博行)

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