【22年初場所6日目】37歳が放つ若々しさ、思い出す3年前の躍進

照ノ富士(左)を突き落としで破った玉鷲=池田良撮影

■(支度部屋から)金星の玉鷲に賛辞送った高田川親方、パンたべて・連敗ストップ・天空海関、久々3連勝を「つき手」で決めた魁聖、早寝早起きが阿炎の好調支える?

*高田川審判長 結びの照ノ富士―玉鷲戦を振り返り、「玉鷲は鋭く攻め込んでいた。照ノ富士はちょっと受けすぎて、玉鷲にうまくはたかれた。玉鷲が元気が良くて、受けすぎたのかな? 横綱は気にせず、明日から力をだしてくれたらいい。玉鷲は迷いがないですよね」。電車道で遠藤を退けた御嶽海に対しては、「完璧な相撲でした。一気にもっていった」と評価。「今からですね。(場所は)半分もいっていないですし」。無敗の御嶽海と阿炎に、1敗の照ノ富士、玉鷲が続く賜杯(しはい)レース。「横綱がより締めてくるでしょう。面白い展開になってくる」

○天空海(1勝5敗) 初日からの連敗をストップ。「ようやく、闇から少し光が見えました」と安堵(あんど)の表情。「(連敗中は)懸賞も案外ついているので、やっと持って帰れる。今場所はこれまで、朝にゼリーを食べるだけにしていたが、今日は朝にパンを食べてエネルギーを取った」という。その訳は? 「そうですね、パンが(エネルギーの)吸収が良いって聞いていたので。それと、ちょうど懸賞にフジパンさんがついていたので。フジパンさんついてるし、『パン食べよう』って切り替えた。そしたら勝っちゃったので(笑)。あと9日間もパン食べます!」

○魁聖(4勝2敗) 昨年夏場所以来となる3連勝。決まり手は、相手の「つき手」だった。「自分もよく分からない勝ち方なんすけど、なんか体を当てられて、横に動こうと思って俺も足が流れて、その瞬間に相手も滑ったかな? 足が滑ったから一応体重を全部後ろにかけたら、相手の上に座っちゃったっすね(笑)。もうなんか、あれ?って思ったっすね」。自身の勝利はすぐには分からなかったという。「俺もずっと行司さんの方を見て、どっちに(軍配が)向いたかなって。俺も一応、足以外は何も(土俵に)つけてないから、勝ったかなーって思ってたら、勝っちゃったっすね(笑)。久しぶりにこんな3連勝もできてるから、また明日から、連勝できるといいな」

○阿炎(6勝) 今場所初めて引く動きを見せた。「もっと攻められたら良かったんですけど、思ったより(突っ張りの)手が回転しなくて、引いてしまった。だけど、流れで体も動いていた」。体調のケアで心がけていることは「夜、早く寝ること」。午後9時半には電気を消して、布団の中に入り、朝は午前6時くらいに起きているという。

■(東西トーザイ)横綱の連勝止めた 幕内最年長の37歳 なるか、あの快進撃の再現

 してやったり、だった。幕内最年長の37歳・玉鷲が、23連勝中だった横綱照ノ富士に土を付けた。「よかったなあと思う」とかみしめるように言った。

 立ち合いは頭から低く当たる。両手で突いて横綱の上体を起こし、右ははず押し、左はのどわ。一方的に土俵際へと追い込み、さらに圧力を掛けようとした時だ。盛り返そうとした横綱が足を滑らせる。この隙を見逃さず、突き落とした。

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