「ワクワク感あおる」BMX解説・勅使河原大地氏、スケボー瀬尻氏に次ぐブレイク「第2の増田明美」な豆情報ぶっ込みぶり
競技を盛り上げるうえで解説者の存在は、もはや切っても切れない関係になっているようだ。
スケートボードは東京五輪で一躍、人気スポーツとなったが、金メダルを獲得した選手たちはもちろんのこと、解説を務めたプロボーダー・瀬尻稜氏の貢献度は高かった。
「ビッタビタ」や「ゴン攻め」などの独特な言い回しにくわえ、日常生活では何気なく使ってしまうものの、テレビの解説ではタブーとされた「やべ〜え」といった言葉も平気で取り入れてしまう。その自然体の解説は、東京五輪のある種のハイライトとなり、パリ五輪での彼の解説を待っていた人も多かった。スケボーがより身近となった要因として、瀬尻氏の存在が大きかったことは間違いない。
その意味でBMXが期待していたのが、プロライダーの勅使河原大地氏だろう。7月30日の男子BMXフリースタイル・パーク予選、31日の決勝で解説を務めたが、そのスタイルはDJ風だった。「かっ飛び〜」「ドン引き〜」「イエ〜! ナイスメイク!」といった明言を連発し、瀬尻氏とはまた違った、感情むき出しの解説をおこなった。
Xでは大好評で、瀬尻氏と勅使河原氏を比較する投稿も多かった。
《テンション高くて視聴者も巻き込んで 楽しもうぜ!YEAH!って感じが聞いてて伝わってくるしスケボーの瀬尻さんもだけど 選手へのリスペクトに溢れていていいね》
《ストリート系の解説者さんどなたも愛すべき個性があるがスケボ瀬尻さんがユル系だったからBMX勅使河原さんウェイ系の落差にちょっとびびる 「よっろしくおねがいしま〜す!!》
《勅使河原さんのアガる解説も、 スケートボードのゆるっと瀬尻さんの解説も どちら好き〜》
どちらも愛されキャラとなっているが、決定的に違うのは、勅使河原氏の場合、選手の競技外の細かな情報を伝える点だ。日本代表のエース・中村輪夢(りむ)については「いま、サウナにハマっています」、海外のある選手については「カツカレーが好きなんですよ」といった具合だ。
試合前に対象者を詳細に取材し、それを披露する陸上の増田明美氏やスキーの三浦豪太氏と比較するXの投稿も多い。
《ちょいちょい敬語でチャラいけどイヤな感じしないBMXの解説者。そして増田明美さんみたいな豆情報ぶっ込んでくるのおもしろい》
《ちゃんとした解説と、増田明美的ミニ情報、観てる人のワクワク感を煽るDJ要素を兼ね備えたBMXの解説者》
《BMXの解説者さんの選手のプチ情報がすごいw 第2の増田明美か?w》
解説は、競技に関する情報だけでは不十分という時代に突入したということか。
08/02 02:45
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