「生で観に行きたい」ロッテがサイヤング投手、カイケル獲得 逆転優勝への期待高まるも「だいぶ球威衰えてる」野球ファン喧々囂々
7月30日、パ・リーグで2位をキープするロッテが、新外国人選手として前ブルワーズのダラス・カイケル投手の獲得を発表した。
過去にもメジャーの大物選手が来日したことはあったが、カイケルは、実績からすればまさにトップクラス。アストロズ時代の2015年には20勝8敗、防御率2.48の圧巻の成績で最多勝と、サイ・ヤング賞のダブル受賞を達成した。2017年には14勝5敗、防御率2.90で、ア軍初のワールドシリーズ制覇に貢献した左腕だ。
メジャー通算では103勝92敗と、実績は十分。また、ゴールドグラブ賞を5度受賞するなど、守備の名手としても知られている。
カイケルの持ち球はフォーシーム(速球)、スライダー、チェンジアップ、カッターだが、年々、フォーシームの割合が低くなっている。言い換えれば“動くボール”でゴロを打たせるタイプで、典型的な技巧派だ。また、過去にサイ・ヤング賞投手がNPB球団に所属するのは、1962年の中日のドン・ニューカム(登録名ニューク)、2023年の横浜DeNAのトレバー・バウアーに続いて3人めとなる。
ロッテファンにとってカイケルの獲得はまさに“真夏の夜の夢”となったが、ロッテファンはもちろん、球団を超えて多くの野球好きがXで歓喜の声をあげている。
《カイケルってあのカイケル?って思ってたけど、あのカイケルだった。やべえ。ロッテに来ていいレベルじゃねえ。マジで生で観に行きたい》
《京セラドームでの対ロッテの試合は何と残り8試合もあるぞ。これどれかカイケルさん投げるでしょう。投げると思われる試合は見に行くぞ》
《カイケル獲得とかほんとやばい オスナと言い、カイケルと言い ロッテのこの大物とのパイプはなんなんや》
《てかロッテカイケルええよなー MLBの選手はバーランダーとかシャーザー去年までのウェインライトとか40超えても先発でローテ回ってる投手多いし日本なら普通に通用するんちゃう? ビッグネームすぎてビビったわ。楽しみ》
一方でこんな意見も。
《カイケルはサイ・ヤング賞獲得は9年前だしな。過度な期待はしないでおく》
《6月末にブリュワーズに入団したけど往年の力はなく、7月14日の登板を最後にDFAになってましたが さすがに過去の人だしもう引退かなと思ったら まさかの来日 千葉ロッテでは果たして戦力になるんだろうか》
《TDLの駆け込みトレードに紛れてロッテにカイケル来てて草ァ! でもだいぶ球威衰えてるしきっついやろ》
現在36歳という年齢と、年々下がる成績。とくに2024年は4試合にすべてで先発し、0勝0敗、防御率4.04だったことを考えれば、厳しい意見も当然だろう。
カイケルは球団を通じ、「これから残りのシーズンどんどん勝ちましょう!! リーグ優勝、日本一に向けてファンの皆様と一緒に戦えることを楽しみにしています。Arigato Chiba!!」とコメントしている。
カイケルは昨季のバウアー同様、残りのシーズンで「これぞメジャー!」というインパクトある投球を見せることができるか。
08/01 04:26
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