【パリ五輪「メダル候補」たちの素顔】自転車・梶原悠未「小4で北島康介さんに憧れて」原点は水泳少女
7月5日、都内で開かれたパリ五輪日本選手団の結団式、壮行会に出席した梶原悠未。「世界一周の役4万キロをこいできた」と語った彼女だが、パリでは自転車トラック種目・中距離女子代表として出場する。だが、2020年に世界選手権を制し、世界女王として臨んだ東京五輪は銀メダルに終わっている。本人が本誌にコメントを寄せてくれた。
「銀メダルでも周りの人は喜んでくれました。でも、私の目標は金。そこは譲れません」
あれから3年、こう語った梶原が自転車を始めたのは高校入学後。幼少期は、「競泳で五輪に出たい」と思うほど、スイミングに打ち込んだ。
「1歳のときに競泳を始めました。小学4年のときに、北京五輪で北島康介さんが金メダルを獲ったのをテレビで見て、私もあんなふうになりたいと憧れました。小学6年で全国大会3位になったのですが、中学3年のときは全国大会にもいけなかった。競泳の道はそれで諦めて、父のすすめでボートレーサーの養成所を受験したのですが落ちてしまい……。もし受かっていたら、人生違ってたでしょうね(笑)」
挫折を乗り越えてつかんだ今の活躍の道。パリで、宣言どおり、金をとれるか。
07/06 21:00
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