上野由岐子「13年ぶりの連覇」、女バス林咲希「逆転3ポイント」…五輪日本代表が見せた感動の瞬間

やっぱり上野はすごかった!(写真・JMPA)

 

 8月8日の閉会式をもって、17日間開催された東京五輪が閉幕した。日本は、金27個、銀14個、銅17個で、大会を通じて58個のメダルを獲得。金メダル総数、メダル総数ともに史上最多を大幅に更新する結果となり、国民は歓喜に沸いた。

 

 今回は、多くの話題を呼んだ“5つの金メダル”を写真とともに振り返ってみよう。

 

 

 日本の「お家芸」とも言われる柔道。“兄妹”での金メダルを獲得したのは、阿部一二三と阿部詩。詩は柔道の女子52キロ級で阿部詩アマンディーヌ・ブシャール(フランス)に一本勝ちし、金メダルを獲得した。この階級で日本の金メダルは初めてとなった。

 

「努力型」と言われる一二三、「天才肌」と言われてきた詩が顔を揃えて金メダルを手に笑顔を見せた。値千金の笑顔は、日本に勇気を与えてくれた。

 

 ソフトボール女子は7月27日、日本が米国を下し、前回実施された2008年北京五輪に続く金メダルを獲得した。先発・上野由岐子投手(39)が、6回途中無失点の好投。7回もリエントリーで無失点に抑えて米国を沈め、頂点に立った。

 

 北京五輪から13年……上野が実力を落とすことはなかった。試合最終盤、手を合わせ勝利を祈る宇津木監督が、勝利を決めた直後に胴上げで宙に舞う様子は国民に感動を与えた。

 

“奇跡”を見せてくれたのは、女子バスケットボール代表だ。

 

 8月4日に行われた準々決勝・ベルギー戦。スコアは一時13点差に広がったが、日本も粘り強くその背中を追う展開に。最後は残り15.2秒のところで、林咲希が相手マークを交わし、3ポイントシュートを決め、86−85と逆転に成功。劇的な幕切れとなった。

 

 決勝までコマを進め、“王者”アメリカに敗れたものの、序盤から対等に戦う展開を見せ、銀メダルを獲得した。

 

“王者打倒”を成し遂げての金メダル獲得といえば、卓球の新種目・混合ダブルス。
水谷隼伊藤美誠のペアが、中国のペアにゲームカウント4対3で勝って金メダルを獲得。日本が卓球で金メダルを獲得したのは初めてだ。

 

 幼少期からの幼なじみでもある2人は、試合翌日の会見で「このペアでなければ勝てなかった」と、その“絆”を再確認させた。

 

 そして五輪最終盤、全国民が注目していた種目が野球だ。

 

 8月7日、横浜スタジアムで日本対アメリカの野球決勝戦が行なわれ、「侍ジャパン」日本が2対0で勝利。1984年のロサンゼルス五輪以来、実に37年ぶりとなる頂点に立ち、正式競技になってからは初のオリンピック金メダルを獲得した。

 

 初戦のドミニカ戦は9回まで相手にリードを許す苦しい展開だったが、キャプテン・坂本勇人らの活躍もあり、逆転。“全勝優勝”で悲願の金メダルを成し遂げた。

 

 コロナ禍により1年の延期を受け、開催中も新型コロナウイルス感染者の増加など、諸問題を抱えたまま行われた五輪。しかし、選手たちはたしかに素晴らしいプレーを見せてくれた。

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