香川真司、桃田賢斗ら14選手が参加 “スポーツの力”で地方活性化の新プロジェクト始動

アスリートのマネジメント事業を展開する株式会社UDN SPORTSが、26日に新たなプロジェクト「地方からミライを」を立ち上げ、東京・渋谷で所属選手たちによるトークセッションを開催した。同プロジェクトはSDGs(持続可能な開発目標)の達成へ向けた取り組みで、水沼宏太(サッカー)、桃田賢斗(バドミントン)、楢崎智亜(スポーツクライミング)、楢崎明智(スポーツクライミング)、橋岡優輝(陸上)、大竹風美子(7人制ラグビー)の6選手が、それぞれの立場からSDGsへの思いや取り組みを語り合った。

トークセッションに登壇した(左から)大竹風美子、橋岡優輝、桃田賢斗、水沼宏太、楢崎智亜、楢崎明智の6選手とUDN SPORTSの薗田淳氏【写真:高橋学】

トークセッションに登壇した(左から)大竹風美子、橋岡優輝、桃田賢斗、水沼宏太、楢崎智亜、楢崎明智の6選手とUDN SPORTSの薗田淳氏【写真:高橋学】

トップアスリート所属のUDN SPORTS、「地方からミライを」の発足を発表

 アスリートのマネジメント事業を展開する株式会社UDN SPORTSが、26日に新たなプロジェクト「地方からミライを」を立ち上げ、東京・渋谷で所属選手たちによるトークセッションを開催した。同プロジェクトはSDGs(持続可能な開発目標)の達成へ向けた取り組みで、水沼宏太(サッカー)、桃田賢斗(バドミントン)、楢崎智亜(スポーツクライミング)、楢崎明智(スポーツクライミング)、橋岡優輝(陸上)、大竹風美子(7人制ラグビー)の6選手が、それぞれの立場からSDGsへの思いや取り組みを語り合った。

 UDN SPORTSは、景気低迷や新型コロナウイルスによる影響で苦しむ社会に対して、所属選手が出身地や縁のある地域に貢献したいという思いを形にするため、地方の活性化に取り組むプロジェクトをスタート。今後は株式会社『地方企業からミライを』と連携し、同社の「スポーツには地域を活性化させる力がある」(梶暢介社長)という理念に賛同する形で、第一線で活躍するアスリートたちがアンバサダーとして地方企業の活動に協力し、日本の経済・社会を盛り上げていく。

 提供するサービスでは、企業などがこのプロジェクトを経由することにより、プロアスリートのキャスティング費用を大幅に抑えること(初期費用0円、月額費用のみ)が可能で、選手の肖像もアンバサダーとして利用できる。地方に多い中小企業にとっては、地元選手との連携による発信力アップが期待でき、このプロジェクトにはトークセッションに参加した6人に加えて、香川真司、柴崎岳冨安健洋(いずれもサッカー)ら総勢14人のUDN SPORTS所属選手が参画し、今後もさらに増えていくという。

 この日のイベントでは、参加アスリートが出身地への思いやそれぞれのSDGsへの関心、取り組みについて語り合った。世界バドミントン選手権で2度の優勝を誇る桃田は、SDGsで掲げられる目標の中で関心のあるテーマに「すべての人に健康と福祉を」を挙げて、「バドミントンは子供からお年寄りまで年齢に関係なくできるスポーツだと思っています。シャトルとラケットがあれば、室内でも外でもできるので、自分で施設を造るとか、体育館や公園で活動できたらいいですね」と、誰もが取り組みやすいバドミントンによる健康増進を説いた。

桃田賢斗らがスポーツによる地方活性化やSDGsへの思いを語った【写真:高橋学】

桃田賢斗らがスポーツによる地方活性化やSDGsへの思いを語った【写真:高橋学】

「未来のある子供たちのために」アスリートとして発信

 神奈川県横浜市生まれで、Jリーグ・横浜Fマリノスで活躍する水沼は「僕自身の目標としては、優勝の可能性も大きくあるので、優勝を目指して頑張っていきたい。そのことが横浜だったり、神奈川を盛り上げるいいきっかけになると思いますし、見てくださる方が夢や希望、勇気を持っていただけるようなプレーをしていくことが、僕たちの使命だと思っているので、全力を注いでいきたい。そして、SDGsの目標だったり、アスリートとして活躍していく中で、ファン、サポーターの皆さん、そして関係者の皆さんが一つになって協力していくことが重要になっていくと思うので、未来のある子供たちのために、この目標を発信して、達成していくことが大事だと思います」と自分たちの活躍を通じて、子供たちに夢を与えたり地域を盛り上げていきたいという熱い思いを語った。

 UDN SPORTSでは、これまでも香川真司による熊本地震被災地の訪問や、所属選手による海岸清掃などの社会貢献活動を続けてきた。今回のプロジェクト発足で、SDGsに掲げられる17の達成目標のうち「すべての人に健康と福祉を」「働き甲斐も 経済成長も」「人や国の不平等をなくそう」「住み続けられるまちづくりを」「パートナーシップで目標を達成しよう」の5つの目標に取り組んでいく。そして所属アスリートは故郷や関係の深い地域と連携して、スポーツをする活動場所を作る、スポーツイベントを開催する、地方の中小企業を盛り上げるという3つのテーマを掲げて、SDGsに沿った活動を展開する。

(THE ANSWER編集部)

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