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【初場所】今年も幕尻旋風? 明瀬山が無傷5連勝「目標は千秋楽まで相撲を取ること」

豊昇龍を寄り切りで下した明瀬山(右)

 大相撲初場所5日目(14日、東京・両国国技館)、幕内明瀬山(35=木瀬)が幕内豊昇龍(21=立浪)を寄り切りで破って初日から無傷の5連勝。過去1度も勝ったことがない相手だったが、押し込まれながらも右まわしを引いてからじっくり攻略して連勝を伸ばした。

 取組後はとにかく笑顔。相撲内容は「よく覚えていない」というものの「めっちゃうれしいですよ」。初日からの5連勝は関取になってから初めてだが「そうなんですか?」と報道陣に聞き直し、さらに表情を崩した。

 日大出身で期待されながら2016年3月の春場所にようやく新入幕。入門から48場所かかり、学生相撲出身者としては史上4位のスロー出世だった。だが、その場所は4勝しかできず、再び十両へ。その後幕下にも陥落したが、こつこつと努力を重ね、今場所28場所ぶりに幕内に復帰。そしてこの日、5年前の勝ち星を上回った。

「前はフルぼっこにやられましたからね」と苦い記憶が消えない。それだけに、残り10日間の目標を聞かれても「千秋楽まで相撲を取ること」と大口をたたくこともない。

 現在西前頭16枚目。幕尻での快進撃といえば昨年初場所に同じ木瀬部屋の徳勝龍(34)が優勝し、先場所の志摩ノ海(31)も終盤まで優勝争いに加わった。夢よ再び、と期待されるが、明瀬山は「そんなのないですよ」と笑い飛ばす。「とにかく無事に終わりたい」とまるで欲を見せないが、果たして…。

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