【秋場所】朝乃山これ以上負けられない理由 地元を「フフフ」に!

待望の初日を出した朝乃山

 周囲もひと安心といったところか。大相撲秋場所(東京・両国国技館)で初日から3連敗していた大関朝乃山(26=高砂)が4日目(16日)に幕内北勝富士(28=八角)を寄り倒して初白星。連敗中は高砂部屋の大先輩にあたる元横綱朝青龍(39)がツイッターで「気持ちの問題だ馬鹿ヤロ!!」などと辛口コメントを連発していたが、待望の初日を出した取組後は「そうよ! 勝ってくれ!!」とエールを送った。

 今場所は白鵬(35=宮城野)、鶴竜(35=陸奥)の両横綱が休場で不在。番付最上位の朝乃山が優勝候補の本命となるのは自然の流れだったが、ここからの逆転Vは容易ではない。それでも、これ以上は負けられない理由がある。秋場所後に地元・富山の特産品をPRする任務があるからだ。

 郷土愛が強い朝乃山は、富山のブランド米「富富富(ふふふ)」の普及活動協力のオファーを快諾。富山県農林水産部によると、朝乃山本人の応援メッセージ映像を製作し、10月1日から都内のアンテナショップ、同31日と11月1日には富山市内で開かれるイベントで流す予定だという。

 担当者は「富山出身の大関としてご活躍されており、力を貸していただきたい」と起用の理由を説明。今場所で活躍することを前提としているだけに、朝乃山もふがいない姿を見せるわけにはいかない。

「富富富」は2年前に本格的な販売を開始した新品種。朝乃山には後援会などを通じて毎年贈呈されており、今年も収穫後に送られる予定だ。高温や倒伏に強いのが特長で、逆境からの巻き返しを狙う今の大関と重なる部分もある。看板力士にふさわしい相撲を見せ、地元を「フフフ」と笑顔にできるか。

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