北朝鮮代表の要注意人物は?欧州でのプレー経験もあるベテランFW。今夜サッカー日本代表と対戦【W杯アジア2次予選】

【写真:Getty Images】

 サッカー日本代表は21日、FIFAワールドカップ2026アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選で北朝鮮代表と対戦する。FIFAランキングで格下とはいえ、油断はできない。今回は、北朝鮮で警戒しなければならない要注意人物を紹介する。

 北朝鮮代表で最も警戒しなければいけない選手は、朝鮮体育大学に所属する31歳のベテランFWジョン・イルグァンだ。北朝鮮代表では通算76キャップを誇り、29得点を記録している点取り屋である。

 若手時代から注目を浴びていたイルグァンは2010年に行われたAFC U-19選手権に出場。決勝戦のU-19オーストラリア代表戦ではハットトリックを記録し、母国を優勝に導いてU-20ワールドカップ出場権を手に入れた。U-19選手権では5得点を記録し、MVPにも選出されている。さらに、同年のAFC年間最優秀ユース賞を受賞した。

 その後も母国クラブの鯉明水体育団でプレーし続け、2017年7月にはスイス・スーパーリーグのFCルツェルンへ2年契約で加入。公式戦6試合出場1得点にとどまったが、UEFAヨーロッパリーグ(EL)予選にも出場して国際舞台を経験している。また、2018年はレンタル移籍でチャレンジリーグ(スイス2部)のFCヴィル1900でプレーしていた。その後、2018年に鯉明水体育団へ復帰となった。

 イルグァンは昨年11月に行われたアジア2次予選のシリア代表、ミャンマー代表戦にスタメン出場。シリア戦は0-1で敗戦となったが、ミャンマー戦ではハットトリックを記録し、6-1の勝利に貢献している。

 主にセンターフォワードでプレーするイルグァンだが、左ウイングやトップ下でも起用されることがある。スピードとテクニックを併せ持つFWで、ゴール前では非常に脅威となる。また、キック精度も高く、北朝鮮代表でもFKのキッカーを任されることがある。ゴール前でのファウルも禁物だ。

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