「僕も熱くなっていた」サッカー日本代表、久保建英が悪質ファウルした選手と和解。「家族にもコメントが来て傷ついたと…」

【写真:Getty Images】

 サッカー日本代表は21日、FIFAワールドカップ26アジア2次予選で北朝鮮代表と対戦する。AFCアジアカップ2023後初の試合で、日本代表はどのようなパフォーマンスを見せるのか。球際に激しく荒いプレーも予想される北朝鮮代表について、久保建英が自身の経験も踏まえて試合への臨み方について語った。

 久保は、ラ・リーガ第18節、カディス対レアル・ソシエダ戦においてカディス所属のルベン・アルカラスの悪質なファウルの被害に遭い大きな騒動になった。

 この試合では、アルカラスが久保に対してあたかもハンマー投げのようにぐるぐると回し勢いよく投げ飛ばしたり、意図的にも見える腹部へのパンチをしたりなど暴力的なプレーを繰り返した。そのため、試合後には同選手に対して家族の中傷や脅迫とも取れるような、プレーとは関係のないコメントがSNSに寄せられるなど大きな騒動に発展した。

 カディス戦のようなラフプレーも予想されるのではと指摘された久保は、現地時間15日に行われたラ・リーガ第29節でアルカラスから謝罪があり和解したことを明かした。

「正直に言うと、意図的じゃなかったとは言われた。きつくファウルしたけど、意図的じゃなかったから、そこは分かってほしいと。あとは個人的に僕が(試合後に)SNSにあげた投稿について、家族のところにもコメントが来て傷ついた、そういうのは避けてほしかったと言われた。僕も熱くなっていたのでそこはごめんねと(謝罪した)。お互い思うところがあったので和解した」

 カディス戦での経験も踏まえて、激しいプレーや球際での荒さが予想される北朝鮮代表に関して、「審判がどの程度のラインを敷いてくるかが第一」と述べた上で、試合への臨み方について次のように言及した。

「審判が流してくるようなら自分たちもある程度強くいかないといけない。逆にしっかりファウルを取ってくれる審判なら、多分そういうの(激しいプレー)はできないと思う。それでカードが出てくれたらラッキーですし、まずは審判がどういう人なのかっていうところも見極めていきたい」

(取材:加藤健一、構成:編集部)

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