「ベストではなかった」久保建英を現地メディアが辛口批評。関与した先制点は「特筆すべき」

【写真:Getty Images】

 ラ・リーガ第29節が現地時間15日に行われ、レアル・ソシエダはカディスと対戦した。この試合に2-0で勝利したレアル・ソシエダは、実に4か月ぶりにホームで白星を獲得した。サッカー日本代表MF久保建英に対し、現地メディア『El desmarque』が試合後に辛口な評価を下している。

 5日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のパリ・サンジェルマン戦以降、スペイン紙『アス』などが久保のコンディション不良を伝えている。同選手は9日のラ・リーガ第28節グラナダ戦を欠場しており、引き続き体の調子が懸念されていた。

 この試合の久保も万全の状態には見えず、データサイト『FotMob』によると4回チャレンジしたドリブルにすべて失敗し、地上戦のデュエル勝率も22%と苦しんでいた。そんな中でも得点に絡んだのは、ここまでチームの攻撃陣を牽引してきた実力の高さを示している。
 
 28分、CKのキッカーを務める久保は、カディスの選手の足並みが揃っていないときに素早くプレーを再開。これに反応したミケル・オヤルサバルがヒールで流し、中で待つミケル・メリーノがネットを揺らした。3選手の見事な連係プレーにより、レアル・ソシエダが先制点を挙げる。

 久保は66分までプレーし、途中交代で入ったアルセン・ザハリャンがチームの2点目を記録。レアル・ソシエダは無失点で試合を終えた。

『El desmarque』は久保に対し「体の不調を克服したばかりだったが、この日の夜はベストな状態ではなかった」と評価し、「ここ数試合は苦戦を強いられている」と現状を伝えている。一方で、先制点に繋がったCKについては「非常にクレバーなプレーを見せたことも特筆すべきだろう」と報じており、ポジティブな側面も見出している。

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