希望しかない! 欧州でプレーする10代の日本人選手(3)ブンデスデビュー間近!? 鉄壁の19歳DF

【写真:Getty Images】

●DF:チェイス・アンリ

 現在はサッカー日本代表の大半を欧州組が占めており、欧州クラブでプレーする選手たちの経歴は十人十色だ。Jリーグで実績を残して海を渡る選手もいれば、高校から直接移籍する選手や、海外で生まれ育った選手もいる。今回は、海外でプレーする10代の選手をピックアップし、これまでの経歴や現状を紹介する。

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生年月日:2004年3月24日(19歳)
所属クラブ:シュツットガルトⅡ(ドイツ)

 チェイス・アンリのブンデスリーガデビューが間近に迫っているかもしれない。19歳の大型CBは第20節フライブルク戦と第23節ケルン戦でトップチームのベンチ入りを果たしている。

 粗削りな部分は多いが、188cmの身長を中心としたフィジカル能力は若い世代の中で群を抜いている。2022年5月に行われたAFC U-23アジアカップには、当時18歳ながら飛び級で選出されて4試合に出場。昨年5月に行われたU-20ワールドカップにもレギュラーとして全3試合に出場するなど、すでに世代別代表では主力に定着している。

 高校卒業と同時に移籍したシュツットガルトではすでにセカンドチームで絶対的な主力に定着。冒頭に説明した通り直近の試合ではセバスティアン・ヘーネス監督率いるトップチームのスカッドにも入っている。同じ2004年生まれのFW福田師王(ボルシアMG)に続き、今季中にブンデスリーガデビューを飾れるだろうか。

 身長178cmと決して大柄な体格とは言えないが、クロスの落下地点に入るのが上手く、打点の高いヘディングシュートを得意としている。ライプツィヒ戦のシュートは、まさに彼の真骨頂が現れた場面だった。トップチームには板倉滉がいることから馴染むのも早く、ジェラルド・セオアネ監督もオプションの一つとして計算している。まずはブンデスリーガ初ゴールを目指して、チャンスをモノにしていきたいところだ。

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