優勝候補はどこだ! 欧州CL戦力値ランキング1~8位【ベスト16決定版】最新メンバーを分析。期待できるのは?

【写真:Getty Images】

●8位:バルセロナ(スペイン)

 2023/24シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)が現地時間13日に再開する。冬の移籍市場も終わり、ベスト16に生き残った各チームの現在の戦力は気になるところだ。今回は、各チームの戦力を4項目(攻撃力、守備力、選手層、勝負強さ)に分けて数値化(各25点の100点満点)し、ランキング形式で紹介する。

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監督:シャビ・エルナンデス(3年目)
23/24欧州CLグループリーグ成績:4勝0分2敗(1位)
戦力値:77(攻撃力21、守備力18、選手層21、勝負強さ17)

 昨季のバルセロナは圧倒的な強さを誇示してラ・リーガの頂点に立ったが、今季は不安定な戦いが続いている。リーグ戦ではすでに首位レアル・マドリードに勝ち点差10をつけられており、コパ・デル・レイ、スーペル・コパではトロフィーを逃している。こうした状況を受け、先月にシャビ・エルナンデス監督は今シーズン限りでの退任を明言。良い状態でUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の再開を迎えられるとは言い難い。

 バルセロナは昨夏、イルカイ・ギュンドアンやジョアン・フェリックス、ジョアン・カンセロら数多くの実力者を補強。さらに、ラミン・ヤマルやフェルミン・ロペスらカンテラ(下部組織)出身選手の活躍も目立つなど、個の能力は昨季から間違いなくアップされた。今季中の復帰が絶望的となったガビを筆頭に怪我人が多いのも事実だが、シャビ監督がこれらのタレントをうまく料理できているとは言えず。またエースであるロベルト・レバンドフスキの不調などといった誤算も相まって、チームは攻守においてチグハグな戦いに終始している。

 とくに、スタイルの変化に伴い昨季強みとしていた堅守が崩壊したのは致命的。2022/23シーズンのリーグ戦における失点数はわずか「20」だったが、今季はすでに30失点を超えている。プレスの連動性がなく、後ろが間延びしたままカウンターをくらって安い失点を招くケースが散見されており、第16節ジローナ戦(2-4)や第22節ビジャレアル戦(3-5)、コパ・デル・レイ準々決勝のアスレティック・ビルバオ戦(2-4)など、撃ち合いの末に敗れる“らしくない姿”を露呈し続けている。よりレベルの高い相手との対戦が続くCLに臨む上で、大きな不安要素と言っていいはずだ。

 また、圧倒的な強さでリーグを制した昨季でさえCLはグループリーグ敗退、ヨーロッパリーグ(EL)は決勝トーナメント・プレーオフ敗退とシャビ・バルサは欧州の舞台にめっぽう弱い。今季もその勝負弱さが解消される気配はなく、上記を含め現時点で優勝候補に挙げることは難しい。直近5シーズンで3度目となる無冠を覚悟しなければならない。

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●7位:アトレティコ・マドリード(スペイン)

監督:ディエゴ・シメオネ(12年目)
23/24欧州CLグループリーグ成績:4勝2分0敗(1位)
戦力値:80(攻撃力21、守備力20、選手層20、勝負強さ19)

 ディエゴ・シメオネ監督の長期政権となっているアトレティコ・マドリードが7位にランクインした。昨季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)はまさかのグループリーグ敗退という悲惨な結果に終わったが、今季はラツィオ、フェイエノールト、セルティックと同居したグループで6戦無敗の成績を収め、堂々とベスト16に名を連ねている。早くもラ・リーガ優勝が難しくなった中、クラブ史上初のビッグイヤー獲得に向け士気が高まっているところだろう。

 今季のアトレティコは3-5-2をベースに戦っている。守備時は両ウィングバックを下げた5バックの形になるため、これまでのシメオネ采配を振り返ると“守備的”と想像しがちだが、実際の姿はかなり攻撃的。その証拠とも言うべきか、CLグループリーグではマンチェスター・シティに次いで2番目に多い17得点を奪ってみせた。この原動力となっているのがアントワーヌ・グリーズマンとアルバロ・モラタの2トップで、前者はここまで公式戦35試合で18得点、後者は同33試合で19得点と大暴れしている。ただ、直近の試合でモラタが負傷し、長期離脱の見込みとなったのは痛手。ここをうまくカバーできるかがCLで勝ち残るためのカギとなりそうだ。

 一方の守備は軟弱ではないものの、隙があるのも事実。とくに5-3-2で撤退した際の強度が十分ではなく、今季は逃げ切りに失敗することが多々起きている。後ろに重くなる分、2トップが相手センターバックにプレッシャーをかけられず、自由にボールを持たせていることが問題で、さらには中央に人が集中しているためサイドに空いたスペースを楽に使われてしまう。そこから弾き返せればまだ良いものの、最終ラインに人数を揃えているだけの状態であり、危険なシュート、あるいは失点を防げていない。このあたりは、ディエゴ・ゴディンのような絶対的リーダーの不在も影響しているかもしれない。

 これらの課題を踏まえると、シメオネ監督には先行逃げ切りではなく、最後まで強気な姿勢を貫くことが求められるだろう。主力、控え関係なく、アルゼンチン生まれの闘将のもとにはそれを体現できるだけのタフな人材が揃っている。2016/17シーズン以来となるベスト4、そしてその先に待つ悲願のビッグイヤーへ。名将の手腕が試される。

●6位:パリ・サンジェルマン(フランス)

監督:ルイス・エンリケ(1年目)
23/24CLグループリーグ成績:2勝2分2敗(2位)
戦力値:83(攻撃力22、守備力20、選手層23、勝負強さ18)

 今季よりルイス・エンリケを新監督に迎えたパリ・サンジェルマン(PSG)は、国内リーグで首位を独走している。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではドルトムント、ニューカッスル、ミランと同居した“死の組”を2位で突破するなど、各コンペティションでまずまずの結果を残してはいるが、悲願のビッグイヤーに手が届く可能性は今のところ高いとは言えない。

 夏にイ・ガンイン、ミラン・シュクリニアル、リュカ・エルナンデス、ランダル・コロ・ムアニ、ウスマン・デンベレら国内外から大量に即戦力級を補強しており、選手層は今大会屈指のものがある。やや前線が人員過多で、それに伴い指揮官が起用法に頭を抱えている印象は否めないものの、独走中の国内リーグでCLに向けた大胆なターンオーバーを採用するリスクが低い点は大きなメリットだ。

 しかし、選手こそ揃っているが、チームとしての成熟度は決して満足できるレベルにない。攻撃陣に1人で戦局を変えるだけの力を持つキリアン・エムバペという最強の武器がいるがゆえ、やはり彼に頼った形が散見される。今季公式戦で2桁ゴールを超えているのがエムバペのみという事実は、偶然で片付けられないだろう。また守備もマルキーニョス、L・エルナンデス、マヌエル・ウガルテら個人能力によって解決されることがほとんどで、とくに被カウンター対応には大きな課題を残している。それでも国内リーグでは個で叩き続けて結果を出せるが、CLレベルでは致命傷になりかねない。

 そしてPSGが優勝候補と言えない最大の理由は、やはり勝負弱さだろう。ビッグイヤー獲得経験のあるL・エンリケが監督となっても勝者のメンタリティーを植え付けることは難しく、今季CLグループリーグでは対戦相手が厳しかったとはいえ2勝しかできず、2位通過に終わった。もはやクラブ以上の存在となってしまったエムバペのご機嫌に左右されやすい点も含め、例年通りあっさりと大会から姿を消すことになったとしても不思議ではない。

●5位:バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)

監督:トーマス・トゥヘル(2年目)
23/24欧州CLグループリーグ成績:5勝1分0敗(1位)
戦力値:84(攻撃力22、守備力21、選手層20、勝負強さ21)

 コペンハーゲン、ガラタサライ、マンチェスター・ユナイテッドと同居したグループリーグを無敗で終え、問題なくベスト16入りを果たしたバイエルン・ミュンヘンだが、ビッグイヤーを手にした2019/20シーズンのような圧倒的な強さはない。DFLスーパーカップで敗れ、現在ブンデスリーガでは2位。DFBポカールもすでに敗退しているため、今季は無冠に終わる可能性が高まっている。

 徐々に戻ってきているとは言え、これまで怪我人が多かったのは事実で、とくに守備陣の人材不足は大きな悩みだった。2年目を迎えたトーマス・トゥヘル監督に同情の余地がまったくないわけではない。しかし、ドイツ人指揮官の采配について疑問点が多いこともまた事実。ドイツ王者がこのランキングでトップと離されてしまったのは、それが大きな原因だ。

 安定したポゼッションと激しいゲーゲンプレスからのショートカウンターを武器に、相手に主導権を渡さない戦い方こそバイエルンらしさだが、トゥヘル監督のチームはすべてが曖昧だ。ここ最近のゲームを見てもプレスがハマらず、攻撃もジャマル・ムシアラやレロイ・ザネの突破力、ハリー・ケインの非凡な得点力に頼っているものが多い。リーグ戦やCLの成績が酷く落ち込んでいるわけではないものの、なんとか結果が出ているといった状態で、一言でいうと“満足できない試合展開”が続いている。

 またトゥヘル監督といえば、とくにビッグマッチで奇抜な戦術を用いる癖があるが、これもバイエルンでは良い方向に転んでいない。先日行われたレバークーゼンとの頂上決戦ではそれまでの4-2-3-1から3バックへといきなり変更し、冬の新加入選手を使うなど大胆な変化を加えたが、シャビ・アロンソ監督を前に0-3の完敗を喫している。CLでも“考えすぎる”癖が出てしまうと、早期敗退という最悪の結果を招くかもしれない。いずれにせよ、トゥヘル監督の采配がクラブの運命を決めそうだ。

●4位:アーセナル(イングランド)

監督:ミケル・アルテタ(5年目)
23/24欧州CLグループリーグ成績:4勝1分1敗(1位)
戦力値:86(攻撃力21、守備力23、選手層22、勝負強さ20)

 今季、久々にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の舞台に戻ってきたアーセナルは、前評判通り1位でグループリーグを突破した。プレミアリーグでは現在、リバプールとのビッグマッチを制すなど4連勝中と好調で、迎えるCL・ラウンド16に向けて期待感が高まっている。

 今季のアーセナルの強みは守備力にある。ここまでリーグ戦における総失点数は22で、リバプールやマンチェスター・シティを抑えて最少だ。センターバックのガブリエル・マガリャンイスとウィリアム・サリバが出ずっぱり状態なのは気になるポイントだが、ここにきてヤクブ・キヴィオルが調子を上げており、開幕戦で長期離脱を強いられたユリエン・ティンバーが登録メンバー入り。冨安健洋も当初の予定より早く日本代表からクラブに戻っており、選手層という意味でも十分なものがある。

 一方で攻撃力は昨季より落ちる。ガブリエル・ジェズスのコンディションが上がらず、ブカヨ・サカやマルティン・ウーデゴールにも昨季ほどの勢いはない。ただ、これはチームのスタイル変化が大きな理由で、そこまで深刻ではない。昨季のアーセナルは先行逃げ切り型で、前半で一気に決着をつけようと飛ばすがゆえ、後半にガス欠を起こすことが少なくなかった。しかし、今季は攻め急ぐことなく、冷静にボールを動かし続けることで試合全体をコントロールできるようになっている。火力が落ちた分、守備力が大幅に向上したのはこれも大きな理由と言っていい。

 昨夏に大型補強を敢行するなど、選手の質は間違いなく世界トップクラスであり、ビッグイヤーに手が届く可能性は十分にある。しかし、アルテタ監督はCLでの経験値が浅く、またこれまでのシーズンではトーナメントで思ったような成績を残せていない。そういった意味では、カルロ・アンチェロッティ率いるレアル・マドリードやジョゼップ・グアルディオラ率いるマンチェスター・シティよりも期待値では劣ってしまうだろう。

●3位:インテル(イタリア)

監督:シモーネ・インザーギ(3年目)
23/24欧州CLグループリーグ成績:3勝3分0敗(2位)
戦力値:88(攻撃力22、守備力22、選手層21、勝負強さ23)

 シモーネ・インザーギ監督率いるインテルが強い。今季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではグループリーグ2位通過となったが、セリエAでは未だ1敗という成績で、早くも2位ユベントスに勝ち点差7をつけており、スクデットの大本命となっている。この調子であれば、CLでも好成績に期待ができる。

 夏にアンドレ・オナナ、ミラン・シュクリニアル、マルセロ・ブロゾビッチ、エディン・ジェコら複数の主力選手を失ったが、ここまでの強さを維持できているのは補強が当たったからだ。GKヤン・ゾマー、DFバンジャマン・パバールらは主力として申し分ない働きを見せており、ダビデ・フラッテージは控えとして貴重なピースになっている。なかでもマルクス・テュラムの加入は大きく、エースであるラウタロ・マルティネスとの2トップは相性が良く破壊力抜群だ。彼らの控えがアレクシス・サンチェスとマルコ・アルナウトビッチというベテラン2人なのはやや心許ないが、万全な状態であればCLでも他クラブにとって大きな脅威となること間違いなしだ。

 今季セリエAここまでの得失点差が43であることからも明らかな通り、今のインテルは攻守のバランスがよく、とくに主力が揃った時はほぼ穴がない。先述の通りL・マルティネスとテュラムの2トップは破壊力があり、ニコロ・バレッラ、ハカン・チャルハノール、ヘンリク・ムヒタリアンの中盤は技術力、運動量ともに申し分なく支配力がある。アレッサンドロ・バストーニやパバールは守備力だけでなく機動力もあり、3バックの一角ながらインナーラップを仕掛ける積極性があるなど、相手にとって捕まえづらい存在だ。そんな選手1人ひとりがイメージを共有し、互いの良さを引き出せているため、3-5-2の成熟度はかつてないレベルにあると言っていいだろう。

 昨季のCLではファイナルに進出し、マンチェスター・シティと激突。その決勝ではロドリの一撃に沈み優勝を逃したが、豊富な資金力でスター選手をかき集める巨大な相手に対しても十分に戦えることを証明した。そして、その経験を糧にインテルはさらなるレベルアップを果たした。昨季のリベンジを果たす準備はできているだろう。

●2位:マンチェスター・シティ(イングランド)

監督:ジョゼップ・グアルディオラ(8年目)
23/24欧州CLグループリーグ成績:6勝0分0敗(1位)
戦力値:91(攻撃力24、守備力22、選手層22、勝負強さ23)

 ジョゼップ・グアルディオラの長期政権となっているマンチェスター・シティは昨季、悲願のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇を成し遂げ、クラブの歴史に新たな1ページを刻んだ。そして王者として迎えた今季は、グループリーグを全勝で終えるなど、相変わらずの強さを誇示。優勝候補の一角と言っていいはずだ。

 今季前半戦はプレミアリーグで4戦未勝利を味わうなど、昨季に比べると不安定な戦いだった。しかし、後半戦に急加速するのがペップ・シティの強みであり、実際に現在はリーグ戦6連勝中と勢いを取り戻している。その中で最もプラス材料となっているのが、世界最高峰のMFとも呼び声高いケビン・デ・ブライネの戦列復帰で、早くも格の違いを見せつけている。彼の復帰によって好調のフィル・フォーデンやフリアン・アルバレス、怪物FWアーリング・ハーランドがより輝くのは間違いなく、もともと高かった攻撃力は今後さらにパワーアップするだろう。

 一方でルベン・ディアス、ジョン・ストーンズ、マヌエル・アカンジら錚々たるメンバーが揃っているDF陣だが、昨季ほどの堅守は見られない。基本的に長い時間ボールを保持し押し込んでいるため、被シュート自体が少ないのだが、今季はどうもワンチャンスを決められてしまうケースが目立っている。事実、今季リーグ戦における失点期待値「22.29」に対して総失点数は25という結果だ(データは『understat』を参照)。CLまでにこのあたりを改善する必要はあるかもしれない。

 また、懸念点があるとすれば、デ・ブライネとロドリが万全な状態で大会を駆け抜けられるかどうかだ。あまりに存在が大きすぎるため、不在となるとチームにかなりの影響が出てしまう。とくにロドリの不在時は勝率がガクッと落ちるというデータがあり、グアルディオラ監督とサポーターはアクシデントが起こらぬよう願っているはずだ。

●1位:レアル・マドリード(スペイン)

監督:カルロ・アンチェロッティ(3年目)
23/24欧州CLグループリーグ成績:6勝0分0敗(1位)
戦力値:92(攻撃力23、守備力23、選手層21、勝負強さ25)

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)戦力値ランキングで1位に立ったのがレアル・マドリードだ。今季リーグ戦では宿敵バルセロナに大差をつけて首位を独走しており、CLではグループリーグを6戦全勝で終えるなど、さすがの強さを示している。ビッグイヤー奪還に向け、ここからどう戦っていくか注目だ。

 今季のマドリーを語る上で忘れてはならないのが新加入ジュード・ベリンガムの爆発だ。若きイングランド人はすでに公式戦20ゴールを奪うなど、高額な移籍金に見合う、あるいはそれ以上の活躍で観る者に衝撃を与え続けている。4-3-1-2のトップ下に入り、2トップの間から顔を出してゴールに絡んでいくスタイルが見事にハマったのがゴール大量生産の大きな要因。これは今や「ベリンガム・システム」として多くの人に知られている。

 当然、ここまでわかりやすく「ベリンガム・システム」が機能すると対戦相手は対策をとってくる。そのため、前半戦に比べるとベリンガムの得点ペースはやや落ちているものの、その分ブラヒム・ディアスやホセルといった周囲の選手による活躍が目立つようになってきた。ベリンガム自身も得点以外の貢献度は相変わらず目を見張るものがあり、警戒されてもなおチームの攻撃力は高い状態を維持している。簡単には折れないあたりは実にマドリーらしい。

 今季リーグ戦での総失点数はわずか15と守備力も十分で、フェデリコ・バルベルデやエドゥアルド・カマヴィンガ、ルカ・モドリッチとタフに戦える人材が揃っているのは頼もしい。エデル・ミリトンとダビド・アラバが長期離脱を強いられるなど最終ライン、とくにCBの人材不足は気になるところだが、マドリーの選手にはそうした危機的状況を打破できるだけのメンタリティーがある。やはりCLにおけるこのチームは侮れない。

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