「このままならW杯予選も…」韓国代表に渦巻く悲観論。韓国紙は監督交代を希望か?【アジアカップ2023】

【写真:Getty Images】

 韓国代表は6日、AFCアジアカップカタール2023準決勝でヨルダン代表と対戦し0-2の敗戦を喫した。その負け方もミス連発による自滅的な惨敗だったこともあり、2026年の北中米ワールドカップ出場へ向けて、『釜山日報』など複数の韓国紙が、悲観的な雰囲気を漂わせている。

 韓国代表はグループリーグ初戦のバーレーン戦で3-1の勝利をおさめたが、第2戦のヨルダン戦は終了間際に韓国代表が追いつく形で辛うじて2-2の引き分けになった。第3戦のマレーシア戦も終盤に点を取り合う展開となり、3-3のドローとなっている。予想とは裏腹に、E組2位で突破した韓国代表はその後も苦戦が続いた。決勝トーナメント1回戦のサウジアラビア戦は終盤に韓国代表が土壇場で追いつき、PK戦の末に勝利をおさめている。さらに、準々決勝のオーストラリア戦も後半アディショナルタイムに追いついた後、延長戦の勝ち越しゴールによって準決勝へ進出。しかし、準決勝のヨルダン戦では、それまでの粘り強さはなく、0-2の黒星で敗退している。

 同紙はタイトルに「無戦略・無戦術・無対策。限界を思い知らされたユルゲン・クリンスマン監督、このまま北中米ワールドカップまで行くつもりなのか?」とつけ、「無戦略・無戦術という批判の中で責任論が強いが、クリンスマン監督は辞退意思がないことを明らかにした。このままならワールドカップ予選も難航が予想される」とし、北中米ワールドカップ予選へ危機感を募らせた。また、韓国メディア『スポーツ朝鮮』は「9年前と同じ失敗に慣れ親しんだクリンスマン監督に、無条件でワールドカップまで任せるのは危険だ」と報じ、韓国メディア『ネイトスポーツ』は「なぜ、ベントと再契約しなかったんだ?クリンスマン監督を任命したサッカー協会が最大の問題だ」と伝えている。北中米ワールドカップでは、出場チーム数が32から48に拡大され、アジア枠は4.5から8.5に増えた。それでもアジア全体がレベルアップしていることもあり、出場常連國も油断できない状況となった。

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