遠藤保仁が現役引退。「最高の想い出ができた」現役生活26年に終止符、2024シーズンはガンバ大阪に帰還

【写真:Getty Images】

 ジュビロ磐田は9日、2023シーズンをもって元サッカー日本代表MF遠藤保仁が現役引退することを発表した。J1通算672試合、日本代表通算152試合といずれも歴代最多出場を記録した26年のプロキャリアに別れを告げる。2024年シーズンからは、再び古巣ガンバ大阪のトップチームコーチとして帰還する予定だ。

「ヤット」の愛称で親しまれた遠藤は、1980年1月28日生まれの現在43歳。高校時代は、名門鹿児島実業高校で全国高等学校サッカー選手権大会高円宮杯全日本ユースサッカー選手権大会優勝を経験。1998年に横浜フリューゲルスに加入した後は、京都パープルサンガ(現:京都サンガF.C.)、ガンバ大阪、ジュビロ磐田でプレーした。

 ガンバ大阪時代には、チームが掲げる攻撃的なサッカーの中心選手となり、2005年、2013年のJ1リーグ優勝、2014年には日本史上2クラブ目となる国内3冠に大きく貢献。同シーズンには、Jリーグ最優秀選手賞を初受賞するなどガンバ大阪の黄金時代を築き上げた立役者だった。

 クラブキャリア通算776試合に出場して、113得点154アシストを記録。さらにはAFCアジアチャンピオンズリーグを1回、J1を2回、YBCルヴァンカップを2回、天皇杯を5回制するなどタイトルにも恵まれたプロキャリア人生だった。

 J1通算672試合、日本代表通算152試合出場はいずれも歴代最多。日本代表としては、2002年デビュー以降、2006年のドイツ大会から3大会連続でFIFAワールドカップに出場した。2010年の南アフリカ大会では、デンマーク戦で日本代表をベスト16へ導く直接FKを決めるなど印象的な活躍を残している。

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