「常識外れの少林サッカー」韓国メディアが中国代表に苦言。「マナーの悪さとラフプレー」

【写真:Getty Images】

 サッカー韓国代表は現地時間21日、 FIFAワールドカップ2026アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選でサッカー中国代表と戦い、3-0で快勝した。敵地で行われたこの試合で、中国選手やサポーターが見せた振る舞いに韓国メディア『マネートゥデイ』が苦言を呈している。

 試合は11分、トッテナムでプレーするFWソン・フンミンがPKを決め、前半アディショナルタイムにもソン・フンミンが2ゴール目。87分にはDFチョン・スンヒョンが3点目を挙げた。

 一方で、『マネートゥデイ』は「常識外れの少林サッカーに勝利」と題した記事の中で、中国のサポーターが試合前の国歌斉唱時にやじを飛ばしたほか、ソン・フンミンがPKを、MFイ・ガンインがFKを蹴ろうとしたとき、顔にレーザーを当てられたと伝えている。

 また、今回の2次予選に関してはVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が導入されていない。映像チェックがないことから、同メディアは「これまで激しい試合を繰り広げてきた中国との試合に、懸念の声が上がっていた」と伝える。

 その上で同メディアは「中国は予想通り、激しいファウルや荒っぽいプレーを続けた」と試合を振り返った。前半アディショナルタイムに「FWチョ・ギュソンと浮いたボールを追って競った中国DFチャン・ジョンロンがチョ・ギュソンの頭をつかむ場面があった」と指摘。また48分には「MFパク・ヨンウがボールを取ると、中国選手の伸ばした腕がパク・ヨンウの腹部に当たっていた」と報じている。

 韓国代表については「中国の観客のマナーの悪さと、ラフプレーを乗り越えて完勝した」と伝えている。
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