伊紙が採点「10」をつけた伝説的活躍。インテルをCL出場に導いたロベルト・バッジョ

【写真:Getty Images】

 イタリア大手紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が、10点満点の選手採点で満点の「10」をつけた例は歴史上わずか9回。そのうち1回がちょうど20年前、2000年5月23日にインテルをチャンピオンズリーグ(CL)出場に導いたロベルト・バッジョだった。

 1999/2000シーズンのセリエAは、優勝したラツィオ、2位ユベントス、3位ミランに続いてインテルとパルマが勝ち点58で並んでフィニッシュ。レギュレーションにより、翌年のCL出場権の最後の1枠をかけて一発勝負のプレーオフが開催された。

 ボローニャでの活躍でイタリア代表に復帰し、1998年フランスワールドカップにも出場するなど復活を果たしたバッジョだが、続いて移籍したインテルでは苦戦。負傷離脱や、マルチェロ・リッピ監督との関係悪化などから出場機会も減少し、2年目のシーズン終了後にはもはや退団が確実な状況となっていた。

 だがシーズンラストマッチとなったパルマとのプレーオフで、他の負傷者などのチーム事情により先発起用されると、2ゴールを挙げるなどの活躍でインテルを勝利に導く。自身を冷遇した監督を解任から救い、CL出場権を最後の置き土産としてインテルを去ることになった。

『ガゼッタ』ではこの日のバッジョのパフォーマンスを「完璧」と評し、同紙史上わずか3人目となる採点「10」をつけた。バッジョ以前に満点評価を得ていたのは、1994年アメリカワールドカップで1試合5得点を挙げたロシア代表のFWオレグ・サレンコと、ピッチ上で意識を失った味方選手を心臓マッサージと人口呼吸で救ったカリアリのGKアレッシオ・スカルピのみだった。

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