ジュビロ磐田、歴代ガッカリ外国籍選手5人。期待外れの韓国代表、前代未聞の暴力事件のブラジル人も

1993年の開幕から28年目を迎えたJリーグでは、数多くの外国籍選手がプレーしてきた。活躍した選手もいる中で、期待を大きく裏切って帰っていった選手も少なくない。今回フットボールチャンネル編集部では、ジュビロ磐田で活躍できなかった外国籍選手を5人紹介する。※年齢は加入時、成績は磐田在籍時のもの。

【写真:Getty Images】

パラグアイ代表

1993年の開幕から28年目を迎えたJリーグでは、数多くの外国籍選手がプレーしてきた。活躍した選手もいる中で、期待を大きく裏切って帰っていった選手も少なくない。今回フットボールチャンネル編集部では、ジュビロ磐田で活躍できなかった外国籍選手を5人紹介する。※年齢は加入時、成績は磐田在籍時のもの。
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ロベルト・トーレス(パラグアイ代表)
生年月日:1972年4月6日(27歳)
在籍期間:1999年9月~2000年5月
Jリーグ成績:1試合出場0得点

 パラグアイのセロ・ポルテーニョで2度のリーグ優勝を経験したロベルト・トーレスは、1999年9月にジュビロ磐田に加入した。1991年にはU-20パラグアイ代表として南米ユース選手権に出場、97年にはA代表でもプレーしている。

 磐田は司令塔の名波浩が1stステージ終了とともにイタリアのベネツィアに移籍。トーレスにはその穴埋めが期待されたが、出場したのは9月27日のヴィッセル神戸戦のみ。翌シーズンは公式戦の出場がないまま、5月に退団が発表されている。

●1999年9月27日、ヴィッセル神戸戦の先発メンバー

▽GK
尾崎勇史

▽DF
古賀琢磨
前田浩二
鈴木秀人
服部年宏

▽MF
藤田俊哉
福西崇史
ロベルト・トーレス
奥大介

▽FW
中山雅史
高原直泰


<h2>韓国代表FW

崔龍洙(チェ・ヨンス/韓国代表)
生年月日:1973年9月10日(31歳)
在籍期間:2005年
Jリーグ成績:15試合出場1得点

 崔龍洙は2001年からプレーするジェフユナイテッド市原で背番号10をつけ、3年間で54得点を挙げる活躍を見せた。04年は京都パープルサンガに移籍してJ2で20ゴールを決め、05年にジュビロ磐田に加入している。

 ワールドカップ2大会連続出場を果たした韓国代表では、69試合27得点という輝かしい実績を残した。しかし、磐田では怪我でベンチを外れる試合も多く、ゴールを挙げたのは8月27日のFC東京戦のみ。1シーズン限りで磐田を退団した崔は翌年、FCソウルで現役を引退している。

●2005年8月27日、FC東京戦の先発メンバー

▽GK
佐藤洋平

▽DF
金珍圭
田中誠
茶野隆行

▽MF
太田吉彰
河村崇大
名波浩
村井慎二
成岡翔

▽FW
カレン・ロバート
崔龍洙


<h2>韓国代表MF

チョン・ウヨン(韓国代表)
生年月日:1989年12月14日(23歳)
在籍期間:2013年
Jリーグ成績:13試合出場0得点

 韓国出身のチョン・ウヨンは2011年に京都サンガでプロキャリアをスタートさせた。京都では1年目から中盤のレギュラーを務め、翌年にはロンドン五輪でU-23韓国代表の銅メダル獲得に貢献。京都では2年間でリーグ戦64試合に出場し、13年にジュビロ磐田に移籍した。

 磐田でも開幕から定位置を確保したが、4月13日に行われた清水エスパルスとの静岡ダービーで負傷。その後は出場機会を減らし、13試合の出場に留まった。チームも17位でJ2降格。自身のケガとチームの低迷に泣き、チョン・ウヨンは磐田で輝くことはできなかった。

 磐田を1年で退団したチョン・ウヨンはヴィッセル神戸に移籍してレギュラーを掴み、15年にはキャプテンを務めている。14年には韓国代表デビューを果たし、16年には重慶力帆に完全移籍。18年に神戸に復帰したが、現在はシャビが監督を務めるカタールのアル・サッドでプレーしている。

●2013年の基本先発メンバー

▽GK
川口能活

▽DF
駒野友一
伊野波雅彦
チョ・ビョングク
宮崎智彦

▽MF
山本康裕
小林裕紀
藤田義明
山田大記

▽FW
前田遼一
金園英学


<h2>ギリシャ代表CB

パパドプーロス(ギリシャ代表)
生年月日:1984年12月3日(31歳)
在籍期間:2016年5月~同年12月
Jリーグ成績:13試合出場1得点

 2016年5月、J1に昇格したジュビロ磐田はアブラアム・パパドプーロスを獲得した。ギリシャ代表として37試合に出場したセンターバックで、2010年の南アフリカワールドカップや2012年のEUROにも出場。オリンピアコスでは4連覇を含む5度のリーグ優勝に貢献している。

 15年は中国超級リーグの上海申花でプレーした。しかし、シーズンオフにFWオバフェミ・マルティンスらが加入したことで外国籍枠が溢れ、グレゴリオ・マンサーノ監督の構想から外れたパパドプーロスは上海申花との契約を解消してフリーとなり、磐田と契約を結んだ。

 磐田ではリーグ戦12試合に先発したが、イエローカードの多さが目立った。9月17日の鹿島アントラーズ戦では2枚の警告を受けて退場処分となるなど、実に7回も警告を受けた。チームは13位で残留に成功したが、パパドプーロスはリーグ戦終了後に契約満了による退団が発表されている。

●2016年9月17日、鹿島アントラーズ戦の先発メンバー

▽GK
カミンスキー

▽DF
櫻内渚
パパドプーロス
森下俊

▽MF
太田吉彰
山本康裕
宮崎智彦
石田崚真
川辺駿

▽FW
ジェイ
アダイウトン


<h2>前代未聞の暴力事件

ギレルメ(ブラジル出身)
生年月日:1988年2月5日(29歳)
在籍期間:2018年~同年5月
Jリーグ成績:11試合出場0得点

 アトレチコ・ミネイロやスペインのバジャドリードでプレーした経験を持つギレルメは、2018年にジュビロ磐田に加入している。開幕から左ウイングバックの定位置を確保したが、5月2日の横浜F・マリノス戦で事件が起きた。

 3-1とリードした75分、ギレルメは遅延行為により1枚目のイエローカードを提示された。そしてその5分後、横浜FMのGK飯倉大樹が頭を押さえてピッチ上に倒れ込んだところで主審の笛が鳴ると、ギレルメはボールを大きくピッチ外へ蹴り出した。これが反スポーツ行為ととられて2回目の警告となり、退場となってしまった。

 この判定に納得がいかなかったギレルメは横浜FMの喜田拓也を蹴り、ピッチの外でも相手チームの通訳につかみかかろうとした。この一連の行為に対してJリーグは6試合の出場停止処分を下したが、事態を重く見たクラブはギレルメとの契約を双方合意の下で解除している。

 前代未聞ともいえる暴力行為に対する、クラブやサポーターの落胆は計り知れない。その後はブラジルに戻ってプレーを続けたギレルメだが、10月には試合後にピッチにいた相手選手の顔面を殴り、レッドカードが提示されるという事件も起こしている。

●2018年5月2日、横浜F・マリノス戦の先発メンバー

▽GK
カミンスキー

▽DF
高橋祥平
大井健太郎
新里亮

▽MF
小川大貴
山本康裕
田口泰士
ギレルメ
山田大記
松浦拓弥

▽FW
川又堅碁

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