川崎フロンターレ、歴代最強外国籍選手5人。J1の強豪へ押し上げた川崎の太陽、連覇を支えた助っ人たち

1993年に開幕したJリーグは、今年で28年目を迎えた。その間、世界的なスター選手や素晴らしい素質を持った外国籍選手たちが活躍している。今回、フットボールチャンネルでは、川崎フロンターレで活躍した外国籍選手を5人紹介する。

【写真:Getty Images】

元祖攻撃的SB

1993年に開幕したJリーグは、今年で28年目を迎えた。その間、世界的なスター選手や素晴らしい素質を持った外国籍選手たちが活躍している。今回、フットボールチャンネルでは、川崎フロンターレで活躍した外国籍選手を5人紹介する。
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アウグスト(ブラジル出身)
生年月日:1968年11月5日
在籍期間:2003年~05年
通算成績:33試合出場/5得点(J1)、72試合出場/25得点(J2)

 左膝外側半月板損傷の大ケガを負った相馬直樹の代役として、鹿島アントラーズが2001年夏に獲得したアウグスト。鹿島では1年半プレーし、03年にJ2に所属していた川崎Fに移籍した。

 超攻撃的DFとして川崎Fの左サイドを支配し、強烈なミドルシュートやFKからゴールを奪った。サイドバックやウイングバックを主戦場としながら、03年はJ2で17ゴール、翌年も8ゴールをマークしてJ2優勝に貢献している。すでに30代後半に差し掛かっていたが、強烈なカリスマ性を持ち圧倒的な存在感をピッチで放っていた。

 05年はJ1で32試合に出場してJ1残留に貢献した。家族の希望もあってこの年限りでブラジルへ帰ったが、川崎フロンターレをJ1へと押し上げた功績は大きかった。

●2004年の基本先発メンバー

▽GK
吉原慎也

▽DF
箕輪義信
寺田周平
伊藤宏樹

▽MF
長橋康弘
中村憲剛
久野智昭
アウグスト
マルクス

▽FW
ジュニーニョ
我那覇和樹

川崎の太陽

ジュニーニョ(ブラジル出身)
生年月日:1977年9月15日
在籍期間:2003年~11年
通算成績:197試合出場/110得点(J1)、78試合出場/65得点(J2)

 ブラジルでプレーしていたジュニーニョは、2003年にJ2に所属していた川崎フロンターレに加入した。1年目から28得点を挙げ、翌年は得点王となる37ゴールを挙げてチームをJ1昇格へと導いている。

 J1では6年連続2ケタ得点をマークし、キャリアハイの22ゴールを決めた07年には得点王に輝いた。この時代の川崎Fはリーグで2位が3度、ヤマザキナビスコカップで2度も決勝で敗れ、シルバーコレクターと呼ばれた。しかし、川崎Fが優勝を争うチームに成長する過程には、ジュニーニョのエースとしての貢献があった。

 川崎の太陽と呼ばれた男は11年に川崎を退団した後、鹿島で2年間プレーした。川崎Fで公式戦通算214得点をマークしたジュニーニョは、長きにわたる活躍が認められ、14年にJリーグの功労選手賞を受賞している。

●2007年の基本先発メンバー

▽GK
川島永嗣

▽DF
箕輪義信
寺田周平
伊藤宏樹

▽MF
森勇介
中村憲剛
谷口博之
村上和弘
マギヌン

▽FW
ジュニーニョ
鄭大世

疾風のごとく去った10番

レナト(ブラジル出身)
生年月日:1988年10月4日
在籍期間:2012年~15年夏
通算成績:104試合出場/37得点

 ブラジル・サンパウロ州出身のレナトは、23歳のときに川崎フロンターレにやってきた。前年にチームを去ったジュニーニョが着けていた10番を受け継ぎ、1年目から10得点をマーク。瞬く間に川崎Fのエースになった。

 1年目の序盤は2トップの一角としてプレーしたが、監督交代もありサイドでの起用が増加。すると、鋭いドリブルと左足から繰り出すキックを武器に、左サイドから攻撃陣を牽引した。

 3年間で87試合に出場して28ゴール19アシストをマークした。契約更新して臨んだ15年も7月中旬までに9得点を挙げたが、突如として中国移籍が決定。設定されていた違約金(推定6億円)を広州富力が満額支払う形での移籍となった。

●2013年の基本先発メンバー

▽GK
西部洋平

▽DF
田中裕介
ジェシ
實藤友紀
登里享平

▽MF
稲本潤一
山本真希
小林悠
中村憲剛
レナト

▽FW
大久保嘉人

神出鬼没なエウソン

エウシーニョ(ブラジル出身)
生年月日:1989年11月30日
在籍期間:2015年~18年
通算成績:120試合出場/20得点

 ブラジルから2015年に加入したエウシーニョは、風間八宏監督の下ですぐに定位置を獲得。1年目から右サイドバックに定着し、リーグ戦全試合に出場している。

 攻撃時は神出鬼没な動きでゴール前まで顔を出し、15年は8ゴール5アシストをマークしている。チームがリーグ連覇を果たした17年からは2年続けてベストイレブンにも選出。超攻撃的サイドバックは川崎Fのストロングポイントだった。

 川崎Fでは4シーズンで20得点15アシストという数字を残した。19年には清水エスパルスに完全移籍。新天地でも4得点4アシストと、自慢の攻撃力を如何なく発揮している。

●2017年の基本先発メンバー

▽GK
チョン・ソンリョン

▽DF
エウシーニョ
奈良竜樹
谷口彰悟
車屋紳太郎

▽MF
大島僚太
エドゥアルド・ネット
家長昭博
中村憲剛
阿部浩之

▽FW
小林悠

守護神

チョン・ソンリョン(韓国代表)
生年月日:1985年1月4日
在籍期間:2016年~現在
通算成績:120試合出場/0得点

 北京五輪にU-23韓国代表として出場し、4年後のロンドン五輪にもオーバーエイジ枠で出場して銅メダル獲得に貢献。ワールドカップにも南アフリカ大会とブラジル大会と2大会連続出場を果たしたチョン・ソンリョンは、2016年に川崎フロンターレに加入した。

 17年に就任した鬼木達監督の下で、川崎Fはリーグ連覇を達成。チョン・ソンリョンを中心とした守備陣は堅守を見せ、17年はリーグ3位の32失点、18年はリーグ最少の27失点だった。18年にはベストイレブンに選出されている。

 191cmの長身GKは冷静沈着なプレーで等々力のゴール前に立ちはだかった。ビッグセーブでチームを幾度となく救い、外国籍選手でありながら17年から3年間は副キャプテンを務めている。この守護神の存在なくして、川崎F史上初のリーグタイトル獲得はなかっただろう。

●2018年の基本先発メンバー

▽GK
チョン・ソンリョン

▽DF
エウシーニョ
奈良竜樹
谷口彰悟
車屋紳太郎

▽MF
守田英正
大島僚太
家長昭博
中村憲剛
阿部浩之

▽FW
小林悠

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