久保建英、ついに期待に応えた一戦。現地メディアのネガティブ論調も払拭

マジョルカの久保建英【写真:Getty Images】

 マジョルカに所属する日本代表MF久保建英は、現地時間10日に行われたビジャレアル戦で移籍後初ゴールも含めて3得点全てに絡む活躍をみせた。苦しい時期を抜け出す転機となるパフォーマンスとして、多くのスペインメディアが18歳の日本人選手を称賛している。

 レアル・マドリーからのレンタルでマジョルカに加入した久保は、デビュー当初こそPK獲得やアシストなどで幸先の良いスタートを切ったが、その後は苦戦。先発に定着することはできず、オサスナ戦では不出場に終わるなど、大きな期待に応えられているとは言い難い状況だった。

 だがビジャレアル戦では前半10分にエリア内での鮮やかな突破からPKを獲得すると、21分にも2本目のPK獲得に繋がるパスを供給。そして53分、エリア手前からの強烈な左足シュートで待望のリーガ初得点を叩き込んだ。

 この日の久保の活躍を伝えるスペインメディアでは、期待の選手がついに本領を発揮したという論調が目立つ。『エル・パイス』紙は「マドリーでのプレシーズンに際立っていた新たな宝石が、リーガでの出場試合の中で最高のパフォーマンスを左足ゴールで締めくくった」と伝えた。

「大いに期待されていた選手が姿を見せた」「苦しんでいたが、ようやくレンタルが正しかったことを証明しつつある。昨日のような久保ならいつもプレーすべき」と地元紙『ディアリオ・デ・マジョルカ』は述べる。『OKディアリオ』は「久保にとってスペインでの最初の素晴らしい1日」、『エス・エスパニョール』はこの日のプレーが久保にとって「解放」だと伝えた。

「マジョルカでレギュラー獲得に苦戦したが、徐々に定着しつつある。プレーへの影響力をじわじわと増している」と『マルカ』紙は久保の現状を評価。『アス』紙は「久保のキャリアの中で“その前”と“その後”を分ける試合」とビジャレアル戦が大きな転換点となることを強調した。

 ビジャレアル戦の前までは、「物事はマドリーが期待したほど上手く行っていない」「このままでは来季マドリーに戻るのは難しい」など、久保に対してネガティブな見方を伝える報道も増えていた。失いかけていた評価や期待を取り戻す一戦になったかもしれない。

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