【W杯|25日結果まとめ】開催国カタールが無念の敗退第1号、イングランドのグループBは大混戦

開催国カタール代表が2連敗して無念の敗退決定となった【写真:ロイター】

開催国カタール代表が2連敗して無念の敗退決定となった【写真:ロイター】

【戦評】アジア勢のイランが相手GK退場を逃さずに2-0で勝利

 カタール・ワールドカップ(W杯)は大会6日目を迎え、グループリーグの第2戦がスタート。開催国カタール代表が2連敗して無念の敗退決定となった。イラン代表はウェールズ代表に競り勝ち、アジア勢として3チーム目の勝ち点3をゲット。イングランド代表とアメリカ代表が引き分けたため、グループBは大混戦になった。

■イラン 2-0 ウェールズ
グループB第2戦
キックオフ:現地時間11月25日13時(日本時間25日19時)

1-0 後半AT8分 ルーズベー・チェシュミ(イラン)
2-0 後半AT11分 ラミン・レザイーアン(イラン)

 双方ともに均衡した試合を展開しつつ、ゴール前のチャンスはイランの方が多くなった。FWサルダル・アズムンのシュートがゴールポスト直撃するなど決定機を生かせていなかったイランだが、試合の転換点が後半39分に訪れた。最終ラインの背後に抜け出したイランの選手に飛び込んだウェールズのGKウェイン・ヘネシーが決定機の阻止で退場処分に。一気に攻勢を強めたイランは後半アディショナルタイムに2得点して今大会の初勝利を手にした。

■カタール 1-3 セネガル
グループA第2戦
キックオフ:現地時間11月25日16時(日本時間25日22時)

0-1 前半41分 ブレイ・ディア(セネガル)
0-2 後半3分 ファマラ・ディエディウ(セネガル)
1-2 後半34分 モハメド・ムンタリ(カタール)
1-3 後半39分 バンバ・ディエン(セネガル)

 初戦を黒星で入ったアフリカ王者セネガル代表が圧力をかけ、カタール守備陣のミスも突いて前半のうちに先制点。さらに後半開始直後に追加点を奪い、完全な優勢を手にした。カタールは意地を見せてW杯初ゴールを決めて追いすがったものの、3点目を決められて万事休す。この後の時間帯に行われた試合結果により、カタールは2010年の南アフリカ代表に続いて2例目となる開催国のグループリーグ敗退。それだけでなく、W杯史上初となる2戦目終了時に敗退が決まったホスト国となってしまった。

■オランダ 1-1 エクアドル
グループA第2戦
キックオフ:現地時間11月25日19時(日本時間26日1時)

1-0 前半6分 コーディ・ガクポ(オランダ)
1-1 後半4分 エネル・バレンシア(エクアドル)

 勝利すれば決勝トーナメント進出が決まるオランダは前半6分にFWコーディ・ガクポが強烈な左足ミドルを突き刺して幸先良く先制した。しかし、その後の試合はエクアドルペースになって後半4分にはゴール前のこぼれ球をFWエネル・バレンシアが押し込んで同点に追いついた。さらにエクアドルは勝ち越しのチャンスもあったがシュートがクロスバーを直撃するなど生かせずにこのまま引き分け。両者は勝ち点1ずつを積み上げたものの、グループリーグ突破は決まらなかった。

■イングランド 0-0 アメリカ
グループB第2戦
キックオフ:現地時間11月25日22時(日本時間26日4時)

 アメリカがイングランドの最終ラインからの組み立てに効率良く守備を構築したことで試合は膠着。そのアメリカは前半にMFウェストン・マッケニーとFWクリスチャン・プリシッチのシュートで先制点のチャンスを迎えたが決められず、スコアレスの時間が続いた。イングランドは後半になっても状況を打開できず、攻撃陣の交代で個の能力による差をつけにいったものの実らずに引き分け。組織ではアメリカ、個ではイングランドが際立つ試合展開だった。

アメリカと引き分けたイングランド【写真:ロイター】

アメリカと引き分けたイングランド【写真:ロイター】

【グループ順位】オランダはGL突破へ優勢、グループBは全チームに突破の可能性あり

■グループA
1位 オランダ 勝ち点4(得失点差+2)
1位 エクアドル 勝ち点4(得失点差+2)
3位 セネガル 勝ち点3(得失点差±0)
4位 カタール 勝ち点0(得失点差-4)

■グループB
1位 イングランド 勝ち点4(得失点差+4)
2位 イラン 勝ち点3(得失点差-2)
3位 アメリカ 勝ち点2(得失点差±0)
4位 ウェールズ 勝ち点1(得失点差-2)

 グループAは開催国カタールが2連敗で敗退決定となった。オランダとエクアドルが引き分けたことで勝ち点4で並び、最終戦はオランダとカタール、エクアドルとセネガルが対戦する。そのためセネガルは勝利、エクアドルは引き分け以上で決勝トーナメント進出を決めることになる。オランダもまた引き分け以上で突破が決まるが、仮に敗れたとしても得失点差も含めた条件で突破できる可能性があり、かなり有利な状態を手にしたと言えそうだ。

 グループBは全チームが最終戦の結果により突破も敗退もあり得る大混戦グループになった。最終戦はイングランドとウェールズにより英国対決、アメリカとイランの対戦という国同士が抱える因縁も存在するカードになる。イングランドは引き分け以上で突破が決まり、敗れた場合も3点差以内ならOKという条件になった。イランとアメリカは単純に勝利したほうが突破。引き分けた場合は他会場次第になるが、イランが突破を手にする可能性が非常に高い。(FOOTBALL ZONE編集部)

ジャンルで探す