森保ジャパン、カタールW杯メンバー26人の顔ぶれは? 日本代表OBが大胆予想…「個人技で優勢」の“国内組”を中盤に抜擢

栗原勇蔵氏がW杯メンバーを予想【画像:FOOTBALL ZONE編集部】

栗原勇蔵氏がW杯メンバーを予想【画像:FOOTBALL ZONE編集部】

【専門家の目|栗原勇蔵】左膝内側側副靱帯の部分断裂を負った板倉は間に合わない想定で選考

 日本代表(FIFAランキング24位)は今年11月に開幕するカタール・ワールドカップ(W杯)のグループリーグでスペイン(同6位)、ドイツ(同11位)、コスタリカ(同34位)と対戦する。9月23日のアメリカ戦(2-0)、27日のエクアドル戦(0-0)を消化し、W杯メンバー発表前の工程はすべて終了。11月1日に全26人の顔ぶれが明らかになるなか、元日本代表DF栗原勇蔵氏に森保一監督が選ぶであろうメンバーを予想してもらった。(取材・構成=FOOTBALL ZONE編集部)

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 9月シリーズ、特にアメリカ戦で4-2-3-1システムがハマったので、こちらがベースになっていくと思います。

【GK/3人】
権田修一(清水エスパルス/33歳)
シュミット・ダニエル(シント=トロイデン/30歳)
川島永嗣(ストラスブール/39歳)

 権田、シュミットの2人は間違いなく選ばれるでしょう。あと1人を誰に使うか。GKは特殊なポジションで、権田とシュミットでここまで大きな破綻もなく来た。誰もW杯経験者がいないことになってしまうので、3人体制ならベテランの川島になると思います。

 今大会は登録枠が26人になったとはいえ、順当に行けばやはり3枠で、4番手は谷晃生(湘南ベルマーレ/21歳)、さらに予備軍で鈴木彩艶(浦和レッズ/20歳)、大迫敬介(サンフレッチェ広島/23歳)かなと。いずれにしても川島ほど経験を持った選手は今の日本にはいません。GKは勢いも必要。シュミットはエクアドル戦でPKを止めたし、(後方からの)つなぎも安定している。世界と戦う時に彼のサイズは魅力です。

【DF/8人】
冨安健洋(アーセナル/23歳)
吉田麻也(シャルケ/34歳)
谷口彰悟(川崎フロンターレ/31歳)
伊藤洋輝(シュツットガルト/23歳)
酒井宏樹(浦和レッズ/32歳)
山根視来(川崎フロンターレ/28歳)
長友佑都(FC東京/36歳)
中山雄太(ハダースフィールド・タウン/25歳)

 板倉滉(ボルシアMG/25歳)は左膝内側側副靱帯の部分断裂で、怪我の大きさ的には全治数か月もの。ボールを蹴るのも痛いし、今回は回復時間があまりに足りないので、基本的には間に合わないと思います。存在感が増していたし、板倉と冨安のコンビを組めたら新鮮で楽しめたかもしれない。板倉の勢いか、吉田の経験値かというところでしたけど、キャプテンを担う吉田に託すしかない。仮に板倉が間に合ったとしたら、非常にポジティブな情報です。

 センターバック(CB)は冨安、吉田、谷口の順。エクアドル戦の出来を踏まえると、長友は左サイドバック(SB)で計算できる感じなので、その分、伊藤は4番手としてCBに回る。ここまで中山を引っ張ったのだから違う選手は入れられないでしょうが、W杯本大会初戦のドイツ戦は長友になりそうな気がします。右SBは酒井が健在ぶりをアピールして、山根もそれに続くと思います。

W杯メンバーは11月1日に発表予定【写真:ロイター】

W杯メンバーは11月1日に発表予定【写真:ロイター】

三笘の“バックアップ役”として相馬が滑り込みか

【MF/11人】
遠藤 航(シュツットガルト/29歳)
守田英正(スポルティング/27歳)
田中 碧(デュッセルドルフ/24歳)
伊東純也(スタッド・ランス/29歳)
鎌田大地(フランクフルト/25歳)
三笘 薫(ブライトン/25歳)
久保建英(レアル・ソシエダ/21歳)
堂安 律(フライブルク/24歳)
南野拓実(ASモナコ/27歳)
相馬勇紀(名古屋グランパス/25歳)
柴崎 岳(レガネス/30歳)

 遠藤、守田のボランチコンビは森保監督の中でもう不動。4-3-3システムをオプションとすることも見据えると、カタールW杯アジア最終予選で重宝された田中も堅いでしょう。2列目は伊東と鎌田、スタメンかスーパーサブかは置いといて三笘もほぼレギュラー扱いです。

 23人枠ならもしかしたら落選もあったかもしれませんが、26人なら久保と堂安、南野も入るはずです。ダブルボランチを3枚でやりくりするのは厳しくて、遠藤と守田が怪我した時に予備の駒がいない。ローテーションも視野に入れると、柴崎が4番手になると思います。9月シリーズは物足りなさが残りましたし、守備の強度も少し足りない。ただ26人枠なので、個人的にはユーテリティーより専門タイプのほうがいい気がします。三笘が止められた時、怪我をした時にどうするか。そう考えると、相馬は自分で仕掛けられてボールを奪われても奪い返せる存在。原口元気(ウニオン・ベルリン/31歳)や旗手怜央(セルティック/24歳)の線もありますが、相馬が個人技では優勢でしょう。

【FW/4人】
大迫勇也(ヴィッセル神戸/32歳)
古橋亨梧(セルティック/27歳)
上田綺世(セルクル・ブルージュ/24歳)
前田大然(セルティック/24歳)

 まず、一番の注目である大迫の処遇ですが、森保監督は大迫を入れると思います。ただ、神戸でも試合途中から出てきて存在感を発揮しているので、スタメンで使わずサブでもいい。

 浅野拓磨(ボーフム/27歳)の怪我(右膝内側側副靭帯断裂)がなくても、アメリカ戦のプレスが機能したことを考えると、足の速い前田は必要でしょう。結果を追い求めてアメリカ戦みたいなサッカーをするしかない。ドイツ、スペインのような強豪には、前田を起用して割り切った戦いをしたほうがいい。コスタリカ戦では上田や大迫ら、状態のいい選手を使うイメージです。

 Jリーグや7月のE-1選手権でアピールした町野修斗(湘南ベルマーレ/22歳)ですが、前回の勢いが保てるかが重要でした。テストで結果を出せないと厳しくなるし、9月シリーズを見ると、大迫や古橋を超えることはできなかったと思います。(FOOTBALL ZONE編集部)

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