クリバリの恩師、初のプレミア参戦を“不安視”…CBとしての問題点も指摘 「空中戦は彼の最大の強みではない」 

チェルシーに新加入のDFカリドゥ・クリバリ【写真:Getty Images】

チェルシーに新加入のDFカリドゥ・クリバリ【写真:Getty Images】

クリバリは今夏チェルシーに加入

 イングランド1部チェルシーは、イタリア1部ナポリからセネガル代表DFカリドゥ・クリバリを獲得したことを発表した。移籍金は4000万ユーロ(約56億円)と報じられており、契約は2026年6月30日までの4年契約となっている。最終ラインに大型補強を行ったチェルシーだが、かつてナポリとチェルシーの両クラブを率いた経験を持つラファエル・ベニテス監督は、ナポリ加入直後に仕事をしたクリバリについての不安を述べている。英紙「メトロ」が報じた。

 2014年夏にナポリへ加入し、クラブの主力として活躍を続けたクリバリは、自身のインスタグラムでファンに対して長文のメッセージを送り、感謝の念を綴った。そのなかで「今、新たな冒険の時が来た。ここを旅立ち、再び挑戦しなければいけない」と、新天地への意気込みを語っていたが、リバプールやチェルシーを率い、プレミアリーグを知り尽くすベニテス監督は、クリバリに不安を感じているようだ。

 チェルシーの暫定監督としてUEFAヨーロッパリーグを達成した直後の2013-14シーズン、ナポリの監督に就任したベニテス氏は2014-15シーズンまでイタリアの古豪で指揮を執った。クリバリは、ベニテス体制2シーズン目にベルギー1部ヘンクから加入し、すぐにレギュラーに定着、公式戦39試合に出場した。

 当時23歳だったクリバリを指導していたベニテス監督は、「彼は集中力を高める必要がある」と、初のプレミア参戦を前に警告している。

「彼は時に集中が欠けたり、自信過剰になったりすることがある。それでもナポリに大きな影響を与え、私が知り、信頼する人々は、彼はイタリアで最高のセンターバックだったと言っていた。今シーズン、彼はプレミアリーグを戦うことになり、トゥヘル監督が望むプレーができるだろう。彼はリュディガーに似た特性を持っている。走力があり、技術もあって、両足を使うことができる」

 さらに、性格的に優しすぎるのではないかという指摘に対しては、「チェルシーでどうなるか見てみよう。イタリアでは問題なかった。なぜなら、彼はとてもスピードが速いからね。だが、ここで同じようにできるかについて、私は疑念を持っている。空中戦は彼の最大の強みではなかった。だが、イタリアではそれが問われる場面が少なく、問題なかった。彼がプレミアリーグでどのように成長をしていくかが興味深い。彼は常に学ぶ姿勢を持っていたからね。彼は私や私のコーチングスタッフと、通常の練習の後も時間を過ごし、ヘディングや技術面の向上に努めていたんだ」と、成長に対して貪欲だったことを明かしている。

 チェルシーには、セネガル代表GKエドゥアルド・メンディやナポリ時代にチームメートだったイタリア代表MFジョルジーニョといった、クリバリが知る選手たちも在籍している。ベニテス監督の退団後もナポリで7シーズンに渡って経験を積んだクリバリは、ドイツ代表DFアントニオ・リュディガー、デンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンが抜けたチェルシーの最終ラインで新たな柱となることができるだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)

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