「エスパルス復帰は嬉しいけど、寂しい」 清水ユース監督就任の澤登正朗氏へ、元“相棒”森直美アナが寄せた惜別の声

澤登正朗氏とフリーの森直美アナ【写真:本人提供】

澤登正朗氏とフリーの森直美アナ【写真:本人提供】

静岡朝日テレビ「スポーツパラダイス」で9年間共演

 元日本代表MFで常葉大(浜松市)サッカー部監督の澤登正朗氏(52)が、清水エスパルスユースの監督に就任し、約16年間MCを務めた静岡朝日テレビ「スポーツパラダイス」(金曜夜11時10分)を卒業する。番組で共演していた元同局アナウンサーで現在フリーの森直美アナ(34)が1月17日、Football ZONE webの取材に「うれしいけど、寂しい気持ち」などと語った。(取材・文=柳田通斉)

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 森アナは同局入社2年目の2011年春から、「スポーツバラダイス」の担当となり、退社する直前の20年6月まで、澤登氏らとともに番組を進行した。当初はサッカーに詳しくなかったが、疑問点は澤登氏に重ねて聞くなどしたという。「どんな質問にも丁寧に答えていただき、本当に面倒を見ていただきました」。そして、年数を重ねるごとに息が合い、森アナは澤登氏との「阿吽(あうん)の呼吸」を感じるようになっていた。

「ノボリさんが取材で滞在されていた海外から中継した際も、お互いの『間』が分かっているので、タイムラグ分と『間』を足し算して、スムーズに話すことができました」

 実際に澤登氏と森アナを軸にした明るくテンポのいい進行は、番組の見どころにもなっていたが、森アナは清水サポーターの「ミスターエスパルス」こと澤登氏への熱い思いを聞いていたという。

「エスパルスのホーム、アイスタに行くとサポーターの方から、よく『澤登さんはいつ、エスパルスに戻って来てくれるんだろうね』と聞かれました。それだけ、エスパルスにとって大事な人なんだと理解はできましたが、番組にとっても欠かせない人なので、いつも複雑な思いになっていました」

 そして、澤登氏は05年の現役引退から17年の時を経て、清水に復帰することになった。06年1月からレギュラー出演してきた番組は、今月28日の放送を最後に卒業。森アナは現在、夫と1歳の女児と広島市で生活しているが、古巣への思いを込めて、「ノボリさんの(清水復帰は)嬉しいけど、寂しいですね。それは今、番組に関わっている方々も同じだと思います」。

 ただ、澤登氏と連絡を取った際、今季から清水ユースが、プレミアリーグEASTからWESTの所属になったことを知らされ、「広島でも試合があるので、必ず応援に行きます」と宣言した。

 そのうえで「ノボリさんは大学生を指導する際も、『人間教育』をテーマにされていましたし、ユース年代への指導も期待したいです。そして、これを機にエスパルスだけでなく、静岡のサッカー界全体が盛り上がって、王国の復活につながることを望みます」と声を弾ませた。

[プロフィール]
澤登正朗(さわのぼり・まさあき)/1970年(昭45)1月12日生まれ、静岡県富士宮市出身。東海大一高(現東海大静岡翔洋高)2年時に全国選手権優勝、3年時は同大会で準優勝に貢献。東海大では1、3年時に全日本大学選手権で優勝。卒業後の92年に清水に入団し、93年のJリーグ初代新人王を獲得。96年には主将として、ナビスコ杯優勝に導いた。J1通算381試合85得点。日本代表Aマッチ16試合3得点。05年の引退後は解説者などを務め、13年1月に常葉大監督に就任。家族は夫人と2女。血液型B。

森直美(もり・なおみ)/1987年(昭62)6月3日生まれ、兵庫県姫路市出身。同大政策学部卒。10年4月にアナウンサーとして入社。「スポーツパラダイス」「とびっきり!しずおか」「とびっきり!しずおか 土曜版」などのMCを担当。同期の広瀬麻知子アナ(20年3月末に退社)とともに同局のエースアナだったが、20年7月末に退職。昨年6月には、静岡県内で東京オリンピックの聖火ランナーを務めた。趣味はゴルフ、旅行。(柳田通斉 / Michinari Yanagida)

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