Jリーグの「リモート応援システム」に英紙注目 「無人の雰囲気を盛り上げる」

Jリーグで開発中のリモート応援システムに海外も注目(※写真はイメージです)【写真:Getty Images】

Jリーグで開発中のリモート応援システムに海外も注目(※写真はイメージです)【写真:Getty Images】

磐田と清水の協力の下で開発中のリモート応援システムに英紙「ガーディアン」が注目

 現在ヤマハ株式会社が開発を進めているスマートフォンアプリのリモート応援システム「Remote Cheerer powered by SoundUD」について、英紙「ガーディアン」が注目している。

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により、世界各国でプロスポーツが中断。サッカーも例外ではなく、欧州の主要国内リーグや大会も延期や中止が続いた。欧州5大リーグでは、フランスのリーグ・アンはシーズン打ち切りを決定した一方、ドイツのブンデスリーガは今月16日に再開。プレミアリーグやリーガ・エスパニョーラなどもリスタートに向けてチーム活動を始動させるなど、準備を進めている。

 ただ、ブンデスリーガを含め、競技が再開したとしてもコロナウイルス感染拡大防止の観点から、当面は無観客試合での開催が基本。競技開始が5月8日と早かった韓国Kリーグも無観客が条件で、主催者は静まり返ったスタジアムを形だけでも盛り上げようとBGMを流したり、のちに謝罪し罰金処分を受けたものの、FCソウルがスタジアムの席にファンの代わりに人形を座らせるなど試行錯誤している。

 そして今回、「ガーディアン」紙が「無人のスタジアムの雰囲気を盛り上げることができる」と取り上げたのが、ジュビロ磐田清水エスパルスの協力の下で開発中のリモート応援システムだ。スタジアムには複数のスピーカーが設置され、テレビやラジオ、オンラインで観戦するファンがアプリからボタンをタップしたり声を吹き込むと、声援や拍手、ブーイングなどをリアルタイムで届けることができるという。

 無観客試合を想定したエコパスタジアムでの実践検証では、スタジアム各所に計58台のスピーカーを設置。ユーザーらは遠隔からスマートフォン経由して、歓声や拍手、ブーイングなどの声援を送るなどし、5万人収容の大規模スタジアムでも十分な臨場感が得られることなどを確認した。

 今後、世界中で様々なプロスポーツが活動を再開すると予想されるが、サッカー以外の競技でも無観客開催が想定される。海外メディアも注目する日本発祥のリモート応援システムが、“新しい形の応援”の先駆けとなるだろうか。(Football ZONE web編集部)

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