コロナ禍、自宅で“リモート応援”加速か 無観客試合で欧州が導入検討…日本にも波及?

リーグ再開後は、リモートでの観戦になるかもしれない(※写真は無観客試合の様子)【写真:Getty Images】

リーグ再開後は、リモートでの観戦になるかもしれない(※写真は無観客試合の様子)【写真:Getty Images】

アプリで「4つのオプション――歓声、拍手、歌、口笛」を提示、自宅から応援が可能に

 新型コロナウイルスが猛威を振るうなか、欧州主要サッカーリーグではドイツが先んじて5月16日に再開する。イングランドも再開の準備を進めている一方、無観客のなかでも試合の雰囲気を出せるアプリに注目が集まり、英紙「デイリー・メール」は「自宅のソファーからスタジアムに歓声やヤジを送れる」と報じている。

 新型コロナウイルスの被害が広がるなか、ドイツでは5月16日からシーズン再開が正式決定。当面は無観客開催などで感染を防止する。他の欧州主要リーグがドイツの動きを見守り、無観客試合を想定して様々な代替案が生まれており、自宅にいながらできる“リモート応援”アプリに脚光が当たっている。

 英紙「デイリー・メール」は、「プレミアリーグのクラブは、ドイツのアプリを使って、ファンが無観客試合を見ながら自宅のソファーからスタジアムに歓声やヤジを送れるようにすることを検討している」と報道。最新テクノロジーを駆使し、感染のリスクを排除しながらサッカーの試合で応援できるシステムの導入を目指している。

 ドイツの企業が開発したアプリでは、試合開始後にユーザーへ「4つのオプション――歓声、拍手、歌、口笛」を提示し、その中から自由に選択。100万人が使用できる容量があり、遅延時間は10分の1秒だという。記事では「自宅からスタジアムに向けて一瞬のうちにバーチャルな歓声やヤジを送れる」と記し、無観客のなかで試合の雰囲気を盛り上げる代案として注目を寄せている。

アプリで「ホームの優位性を維持」 無観客試合が示唆されたJリーグへの参考例に

「このアプリは、ホームとアウェーでサポーターに異なるサウンドを使用できるようにして、ホームの優位性を維持するため、中立の場所で行われる試合への反対意見を減らすことができるかもしれない」

 まずはドイツでの導入が検討されている一方、プレミアリーグではリバプール、マンチェスター・シティアーセナルが使用に前向きだという。日本でも、村井満Jリーグチェアマンが「観戦者の安全を考えなければいけない立場でありますので、無観客試合もこの段階に来れば想定しなければいけないとの認識を新たにしています」と無観客開催の可能性を示唆しており、今後の参考になり得る。

 導入費、入場料収入減など様々な課題は残るものの、“リモート応援”が実施されれば大きな注目を集めそうだ。(Football ZONE web編集部)

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