アジア杯決勝で因縁の豪州と激突へ 高倉監督と宇津木がリベンジ宣言「勝利したい」

高倉監督(左)と宇津木(右)は、決勝で対戦するオーストラリアへのリベンジに燃えている【写真:Getty Images】

高倉監督(左)と宇津木(右)は、決勝で対戦するオーストラリアへのリベンジに燃えている【写真:Getty Images】

準決勝で中国撃破の日本、グループリーグ最終戦で対戦した豪州と決勝で再戦へ

 なでしこジャパン(日本女子代表)は、来年の女子ワールドカップ(W杯)予選を兼ねた17日のAFCアジアカップ準決勝で中国を3-1と撃破し、現地時間20日(日本時間21日2時)に行われるオーストラリアとの決勝へ駒を進めた。高倉麻子監督やMF宇津木瑠美は、グループリーグ最終戦で1-1の引き分けに終わったオーストラリアへのリベンジに燃えている。

 高倉監督はグループリーグ最終戦となった13日のオーストラリア戦から5人のスタメンを入れ替えた狙いを「うちのチームはどの選手が出てもチーム力は落ちない。試合によって少し味をつけるために並びを考えた」と話した。その狙いの通りに、トップ下に入れたMF増矢理花が幅広く動いて攻撃に厚みを出し、1トップに起用したFW岩渕真奈が先制ゴール。さらに、途中出場のFW横山久美も2ゴールを決めるなど采配が的中した。

 ボランチの一角でフル出場の宇津木は「チームの細かい課題の修正はあったが、チームが一丸となって、一人一人ができる最大限をやろうと話していた。一人一人がアピールすることがチーム力の向上になる。みんなが絶対に試合に出るという気持ちがつながって良い結果になったと思う」と言及。オーストラリア戦を終えてグループ2位通過を決めた日本は、2019年W杯の出場権獲得というノルマを達成していたが、大会連覇に向けた準備と個々の強い気持ちが好ゲームにつながったと振り返っている。

 そして、決勝の相手はオーストラリアに決まった。現在のアジアではFIFAランキング最上位の6位に君臨する相手で、同11位の日本は挑戦者の立場になる。それに加え、グループリーグでは悔しさも味わった。

アジアカップ・準決勝 中国戦「なでしこジャパンの布陣」【画像:Football ZONE web】

アジアカップ・準決勝 中国戦「なでしこジャパンの布陣」【画像:Football ZONE web】

オーストラリア戦の悔しさ告白「不甲斐なかった」

 オーストラリア戦での日本は、1点リードして迎えた後半41分に失点して1-1に追いつかれた。韓国を交えて三つ巴の様相を呈していたなか、そのままのスコアであれば日本とオーストラリアの準決勝進出が決定するという状況が発生。高倉監督は失点後のキックオフから攻めずにボールを回すことを指示し、リスクを背負う必要のないオーストラリアもボールを奪いに行かず、そのまま試合は終了した。W杯出場権という絶対的なノルマを達成するためサッカーでは起こり得る戦術だったが、選手たちには勝ちきれなかった悔しさも残ったという。

 宇津木は「惜しかったね、勝ちゲームだったね、と言ってもらえるファンの方はいたけど、悔しかったし不甲斐なかった」と振り返る。だからこそ、タイトルを懸けた決勝ではリベンジを成功させ、大会連覇を狙っている。決戦に向け「しっかりと勝ち切って、気持ちよい勝利を届けたい」と力を込めた。

 また、高倉監督も「アジアの中でもチーム力の高い相手だが、私たちも一戦一戦、成長している。思い切りぶつかって勝利したい」と決勝へ意気込む。来年の女子W杯へ向け、アジアチャンピオンの称号を手土産にフランスへと乗り込むためにもモチベーションを高めている。(Football ZONE web編集部)

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