ベスト・フットボーラー・イン・アジアにカタール代表アクラム・アフィフ…日本人の受賞ならず

 アジアで最も優れたサッカー選手を毎年、選定する「ベスト・フットボーラー・イン・アジア(Best Footballer in Asia=BFA)2024」が20日発表され、カタール代表FWのアクラム・アフィフ(カタール・アルサド)が初選出された。日本人選手は、本田圭佑、岡崎慎司に続く3度目の受賞はならなかった。

ベスト・フットボーラー・イン・アジアの投票結果

 BFAは、フランスのサッカー誌「フランス・フットボール」が選定するシーズン最優秀選手賞「バロンドール」のアジア版を目指し、2013年に創設。同年には本田圭佑、2016年には岡崎慎司が選ばれた。残る9回は、韓国代表の 孫興民(ソンフンミン) (トットナム)が受賞を重ねており、アフィフは西アジアの選手として初の選出となった。

 受賞者は、アジア各国のサッカー記者ら63人が優れた活躍を見せたと思う選手5人に、1位から5位までの順位を付けて投票する方式で決定。1位6点、2位4点、3位3点、4位2点、5位1点――とポイント化し、最多のポイントを得た選手がBFAに決まる。投票対象となる選手は、アジア人に加え、アジア各国の国内リーグでプレーする欧州出身の選手らも含まれる。

 2024年の投票では、アフィフが最多の181ポイントを獲得し、2位に168ポイントの孫興民、3位に115ポイントを得たアルアイン(UAE)のスフィアヌ・ラヒミ(モロッコ代表)と続いた。4位は、109ポイントだったアルナスル(サウジアラビア)のクリスティアノ・ロナルド(ポルトガル代表)。日本人最多は44ポイントの遠藤航(リバプール)で8位だった。

 BFAは例年、年末に投票が行われ、年明けに発表されていたが、アジアのクラブチームナンバーワンを決める「アジア・チャンピオンズ・リーグ」のシーズン移行に伴い、12回目を迎えた今年は暫定的に、1月1日から8月15日までのプレーや成績が選手評価の基準となった。同賞は、中国のスポーツ紙が創設した賞で、アジアサッカー連盟(AFC)による年間表彰とは異なる。(デジタル編集部)

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