日本代表に4点差敗北、インドネシアDFが本音を明かす「簡単でないことは理解しているが…」
FIFAワールドカップ26アジア最終予選・グループC第5節が15日に行われ、インドネシア代表は本拠地『ゲロラ・ブン・カルノ・スタジアム』にて日本代表に0-4で敗れた。試合後のDFリスキ・リド(ペルシジャ・ジャカルタ)のコメントを、同国メディア『KOMPAS.com』が伝えた。
インドネシア代表は最終予選の初陣でサウジアラビア代表と1-1で引き分けた後、オーストラリア代表、バーレーン代表ともドローを続け、未勝利は続いたもののポイントを積み上げていた。だが、前節は中国代表に1-2と敗北。1分3敗という状況で、グループ首位に立つ日本代表との一戦を迎えた。
試合は立ち上がりから、インドネシア代表が日本代表の3バック横のスペースを有効活用してチャンスを作り出し、9分にはFWラグナー・オラットマングーン(デンデル/ベルギー)にチャンスが到来したものの、GK鈴木彩艶(パルマ・カルチョ/イタリア)に阻まれる。その後もサイド攻撃でチャンスに繋がりそうなシーンを作りながら、わずかに合わずに仕留められずにいると、35分には右サイドを崩され、オウンゴールで先手を取られる。直後の40分にはFW南野拓実(モナコ/フランス)に追加点を奪われ、2点ビハインドで前半を終えた。
後半の立ち上がりも悪くない入りを見せたが、49分にミスからMF守田英正(スポルティング/ポルトガル)に3点目を許す。再び良い流れを引き寄せたが、今度は69分にDF菅原由勢(サウサンプトン/イングランド)に豪快な一撃を叩き込まれて万事休す。終わってみれば0-4とスコア上は完敗を喫し、グループCの最下位に転落した。
試合後、リドは「今日の敗北から、僕らは再び学ばなければならない」とコメント。現在の勝ち点差を踏まえて「本大会への出場権を手にするために、やらなければならないことは本当にたくさんあると思う」と本音を明かしつつも、「だが、最も重要なのはここで諦めないことだ」と前向きに取り組む重要性を強調。「我々はまず、次のサウジアラビア戦を見据えなければならない。このチームに勝ち点3をもたらすことができればと思っているし、そのための準備をしていく」と、次節に向けて意気込んだ。
また、インドネシア代表にとっては、今年1月に開催されたAFCアジアカップカタール2023以来の日本代表との再戦だった。当時は1-3で敗れており、今回は0-4。スコアだけを見ると差は広がったように見えるが、内容的には今回の方が善戦と言えるものを見せていた。
リド自身も同様の考えだったらしく、「もちろん、日本代表相手の試合が簡単でないことは理解しているが、今日の試合は、個人的には0-4で負けるようなゲームではなかったと思っている」と明かす。「我々が目指していたのは勝ち点3だったが、結果は大差での負けだった。この差がどこにあったのかをしっかりと分析し、学びとして取り入れていきたい」と今後を見据えた。
インドネシア代表は19日、サウジアラビア代表とのホームゲームを控えている。
【ゴール動画】日本代表、敵地でインドネシアに4発大勝!
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サッカーキング