カラバオ杯では3戦2ゴール2アシスト!…準々決勝進出に貢献の鎌田大地「歴史を作りたい」

鎌田大地

 カラバオカップ4回戦が現地時間30日に行われ、日本代表MF鎌田大地が所属するクリスタル・パレスはアストン・ヴィラと対戦した。

 敵地『ヴィラ・パーク』に乗り込んだクリスタル・パレスは、8分にエベレチ・エゼのヘディングシュートで先制に成功するも、17分にそのエゼが負傷交代し鎌田をスクランブル投入。その6分後には鎌田のボールロストからカウンターを浴び、アストン・ヴィラに同点ゴールを献上してしまう。それでも64分、インターセプトに成功した鎌田がグラウンダーのミドルシュートを突き刺して勝ち越しに成功。2-1で準々決勝への切符を手にした。

 今夏にラツィオからクリスタル・パレスへ活躍の場を移した鎌田。プレミアリーグではしばしばスタメンを外れ、未だゴールに絡むことができていないものの、カラバオカップでは2回戦から3試合連続で先発出場。アストン・ヴィラ戦での決勝ゴールを含め、ここまで2ゴール2アシストと存在感を放っている。

 イギリスメディア『スカイスポーツ』は、決勝ゴールを決めた鎌田に10点満点中「7点」という評価を付け、アストン・ヴィラ戦のプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選出。また、『フットボールリーグ・ワールド』もチーム内最高評価となる「8.0点」を付け、寸評では「粘り強さが報われ、ジエゴ・カルロスの冴えない前方へのパスを正当に罰し、放ったシュートはジョー・ガウチの足を滑らせ左隅に決まった」とパフォーマンスを称えている。

 準々決勝進出に大きく貢献した鎌田はクラブ公式サイトを通じて「もちろんチームのために得点できて嬉しいですが、自分のパフォーマンスには満足していません。もっと良いプレーができると思っています。少し自信を失っていましたが、自分を変えたかったですし、それが良かったと思っています」とアストン・ヴィラ戦を振り返りつつ、今後への意気込みを次のように示した。

「僕はトーナメントやカップ戦でプレーするのが大好きです。これまでもたくさん得点してきましたし、今日も得点することができました。このチームで決勝を戦いたいですし、パレスに歴史を作りたいと思っています。最高の自分になるために努力し続けます。もっと努力しなければいけませんが、とにかく頑張り続けたいです」

 なお、クリスタル・パレスは12月中旬に予定されている準々決勝で、冨安健洋が所属するアーセナルと対戦する。

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