勝てば自力昇格の清水、山形に逆転負けで持ち越し…長崎勝利で横浜FCも昇格お預け

清水エスパルス

 2024明治安田J2リーグ第35節が20日に行われたが、横浜FCと清水エスパルスのJ1昇格はお預けとなった。

 2位清水はホームで7位モンテディオ山形と対戦。勝利すれば無条件でJ1自動昇格圏内となる2位以内が確定するほか、引き分け以下でも3位長崎の結果次第で昇格が決まる状況でこの試合を迎えた。

 0-0で前半を折り返すと75分に北川航也がこぼれ球を押し込んで清水が先制に成功した。しかし、80分に高橋潤哉の同点弾で山形が追いつくと、87分にはセットプレーから後藤優介が頭で勝ち越しゴールを奪い、2-1で山形が逆転勝利を収めた。なお、清水は今季リーグ戦ホーム初黒星となった。

 一方、3位V・ファーレン長崎は敵地で9位ブラウブリッツ秋田と対戦。この試合の結果次第で、横浜FCと清水のJ1昇格が確定する可能性のある一戦は、22分に佐藤大樹のゴールで秋田が先制に成功したが、34分にマテウス・ジェズスの同点弾で長崎が追いつくと、45分+3分にはマルコス・ギリェルメが流し込んで勝ち越して前半を折り返した。後半はこのまま試合が動かず、リードを守り切った長崎が2-1で逆転勝利を収めた。

 この結果、自力での昇格確定を逃したほか、首位浮上のチャンスも逃した2位清水の今節での昇格はお預けに。また、長崎が勝利を飾ったことで、19日にベガルタ仙台に0-3で敗れた首位横浜FCのJ1昇格も次節に持ち越しとなった。

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