中村敬斗、左WBのライバル三笘薫との“共存”で同点弾演出「2人で崩せた場面だった」

 日本代表は15日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選の第4節でオーストラリア代表と対戦し、1-1で引き分けた。

 1点ビハインドで迎えた70分、久保建英に代わり中村敬斗がピッチへ。中村は左ウイングバックに入り、三笘薫はポジションを一列前に上げてシャドーでプレーした。「負けている状態で入ったので、ゴールに向かって前に前にプレーしようと思っていました」と中村。その前への姿勢が実ったのは76分、左サイドでボールを受けると得意のドリブルでエリア内に侵入。中村のクロスボールが相手DFのオウンゴールを誘発した。「相手が中に密集していてカットインができなかったので、縦に行くことを意識していました。うまく三笘選手が僕にフリーな状態を作ってくれたので良かった」とゴールシーンを振り返った。

 所属するスタッド・ランスでは4戦連発と好調を維持しているが、10月の2試合はいずれも途中出場。「出た時にゴールにつながるプレーをして、存在感を出していくしかないと思っていた」という。左ウイングバックを争うライバルは三笘となるが、この試合では三笘との“共存”でゴールを演出した。「一人目を抜いた時に三笘選手が中にいて引き連れてくれて、後ろから追いかけてくる選手がいなかったので、2人で崩せた場面だった」と手応えを語った。

 アジア最終予選開幕からの連勝は3でストップしたが、依然として無敗で首位をキープ。追いついてのドロー決着に、中村も「ポジティブな勝ち点1だと思うので、次につながったと思う」と前向いた。次戦は11月15日(金)21時〜、アウェイでインドネシア代表と対戦する。

【ハイライト】日本代表 vs オーストラリア代表

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