新潟、初のルヴァン杯決勝進出に大きく前進!…準決勝第1戦で川崎Fに4発快勝

アルビレックス新潟

 2024JリーグYBCルヴァンカップ・プライムラウンド準決勝のファーストレグが9日に行われ、アルビレックス新潟と川崎フロンターレが対戦した。

 ファーストレグをホームで迎える新潟は、いわきFC、ブラウブリッツ秋田、V・ファーレン長崎を破ってベスト8進出。準々決勝ではJ1で躍進が続くFC町田ゼルビアを2戦合計5-2で下し、9年ぶりに準決勝へ駒を進めた。対する川崎Fはヴァンフォーレ甲府との接戦を2戦合計2-1で制して4年ぶりのベスト4進出を決めている。決勝の地『国立競技場』に向けて一歩前進するのはどちらのチームになるだろうか。

 序盤から川崎Fが主導権を握るなか、新潟は19分にセットプレーのリスタートからチャンスを創出。ファウルを受けた秋山裕紀が素早くボックス内にロングボールを送ると、これを受けた小野裕二がシュートを放ったが、GK山口瑠伊が何とか弾き出す。25分には右サイドに開いた小野が鋭いクロスを送り、ファーサイドに流れたボールを谷口海斗がボレーで叩き込み、新潟が先制に成功した。

 リードを許した川崎Fは29分、左から仕掛けたマルシーニョがボックス手前中央に送り、パスを受けた脇坂泰斗がワントラップから左足を振り抜いたがシュートは枠の上へ。その後も川崎Fが敵陣内でのプレー時間を増やし、いくつかチャンスを作る。一方の新潟は45分、自陣でのボール奪取から秋山が相手DFラインの背後へスルーパスを供給。抜け出した太田修介が最後はGK山口の股を抜くシュートを沈め、リードを2点に広げた。

 2点ビハインドの川崎Fは後半開始と同時に山田新と家長昭博を投入。しかし、50分にスコアを動かしたのはまたも新潟だった。秋山の鋭い縦パスを起点に敵陣ボックス内へ侵入すると、溢れ球を拾った藤原奏哉がシュートを放ち、ゴール前の長谷川元希がコースを変えてネットを揺らす。3分後には右サイドのスペースに抜け出した小野が逆サイドに走り込む小見洋太へ展開。時間を作ると、最後は星雄次がミドルシュートを突き刺し、リードを4点に広げた。

 大量失点を喫した川崎Fは71分、山本悠樹の左CKから最後は瀬川祐輔が押し込み1点を返した。その後は拮抗した展開が続く。3点ビハインドの川崎Fは何度か良い形を作るも、新潟の守備を崩し切ることができず。一方の新潟も相手ゴールに迫るシーンこそ作るが、追加点を奪うまでには至らない。

 試合はこのまま4-1で終了し、快勝した新潟が初の決勝進出に王手をかけた。セカンドレグは川崎Fの本拠地『Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu』で13日に開催される。

【スコア】
アルビレックス新潟 4-1 川崎フロンターレ

【得点者】
1-0 25分 谷口海斗(アルビレックス新潟)
2-0 45分 太田修介(アルビレックス新潟)
3-0 50分 長谷川元希(アルビレックス新潟)
4-0 53分 星雄次(アルビレックス新潟)
4-1 71分 瀬川祐輔(川崎フロンターレ)

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