レアル・マドリード、エンバペの負傷を発表…左足大腿二頭筋の負傷でダービー欠場決定

キリアン・エンバペ

 レアル・マドリードは25日、同クラブに所属するフランス代表FWキリアン・エンバペの負傷状況を報告した。

 エンバペに関しては、24日に行われたラ・リーガ第7節アラベス戦にスタメン出場。1点をリードして迎えた前半終盤の40分、イングランド代表MFジュード・ベリンガムとのワンツーから右足でネットを揺らした。80分にはトルコ代表FWアルダ・ギュレルとの交代でベンチに下がっていたものの、スペインメディア『アス』によると、エンバペはピッチ内で左太ももに違和感を感じ、自ら交代を要求していたようだ。

 アラベス戦から一夜が明け、レアル・マドリードがエンバペのメディカルレポートを発表。クラブの医療部門による複数の検査を受けた結果、左足大腿二頭筋損傷が確認されたという。クラブは全治までの期間を明かしていないもの、『アス』の情報によると、約3週間程度の離脱となる模様だ。

 この負傷により、レアル・マドリードは29日に控えたラ・リーガ第8節、アトレティコ・マドリードとの“マドリード・ダービー”にエンバペ不在のなかで臨むことが決まった。回復の進行状況次第ではあるものの、19日に控えたラ・リーガ第10節セルタ戦までには戻って来られる可能性が高い。来月22日に控えたチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第3節のドルトムント戦や、26日に控えたラ・リーガ第11節、バルセロナとの“エル・クラシコ”には間に合いそうだ。

 エンバペの負傷はフランス代表にとっても大きな痛手となる。“レ・ブルー”は10月10日にUEFAネーションズリーグのイスラエル代表戦、続く14日にベルギー代表戦を控えているが、これらの2試合を戦うフランス代表の活動は、キャプテン不在の中で行われる見込みだ。

 今夏の目玉補強としてパリ・サンジェルマンからレアル・マドリードに加わったエンバペは、ここまで公式戦9試合の出場で7ゴールを記録。公式戦デビューとなったUEFAスーパーカップアタランタ戦で早速ゴールを挙げた後、ラ・リーガでは開幕3試合無得点となっていたが、現在は公式戦5試合連続ゴールを挙げていた。波に乗っていたなかでの負傷は、エンバペにとっても悔しいものとなったに違いない。

 また、現在レアル・マドリードでは各ポジションに負傷者が出ている。昨年12月に左ひざ前十字じん帯断裂の大ケガに見舞われ、長期離脱を強いられているオーストリア代表DFダヴィド・アラバを筆頭に、フランス代表MFエドゥアルド・カマヴィンガ、スペイン人MFダニ・セバージョス、モロッコ代表MFブラヒム・ディアスが戦線離脱中。主力に少なくはないケガ人が出ているなか、エンバペも負傷者リストに名を連ねることとなった。

【ハイライト動画】レアル・マドリードvsアラベス

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