“若手版バロンドール”のコパ・トロフィー、ヤマルやガルナチョら10名の候補者が発表
フランスのサッカー専門誌『フランス・フットボール』は4日、2024年のコパ・トロフィー候補者10名を発表した。
コパ・トロフィーとは、21歳以下の選手を対象とした“若手版のバロンドール”。2018年に新設された。初年度は現在レアル・マドリードに所属するフランス代表FWキリアン・エンバペが受賞。昨年はレアル・マドリード所属のイングランド代表MFジュード・ベリンガムが栄冠に輝いていた。
なお、評価期間はバロンドールと同様で、今年の賞は2023年8月から2024年7月までが対象。つまり、欧州の主要リーグの2023-24シーズンに加えて、今夏に開催されたEURO2024やコパ・アメリカ2024などナショナルチームの大会も含まれる。
そんなコパ・トロフィーにノミネートされた10名の選手が4日に発表。バルセロナから最多タイの2名がノミネートされ、昨季バルセロナで公式戦通算50試合出場7ゴール9アシストを記録したスペイン代表FWラミン・ヤマル、昨季の公式戦24試合のピッチに立った同DFパウ・クバルシが選ばれた。なお、ヤマルについては、今夏に開催されたEURO2024では全7試合1ゴール4アシストの活躍で、スペイン代表の優勝に貢献。男子バロンドール候補者30名にも選出されており、“ダブルノミネート”となった。
同じく最多タイの2名を輩出したのはマンチェスター・ユナイテッド。左右のウイングで主力に定着し、公式戦通算50試合出場10ゴール5アシストを記録しただけでなく、アルゼンチン代表の未来をも背負うFWアレハンドロ・ガルナチョ、昨季途中から頭角を現すと、“心臓”として公式戦通算32試合出場5ゴール1アシストを記録し、イングランド代表としてEURO2024も戦ったMFコビー・メイヌーがノミネートされた。
評価対象期間はベンフィカ所属だったポルトガル代表MFジョアン・ネヴィスも含めると、パリ・サンジェルマン(PSG)からもフランス代表MFワレン・ザイール・エムリと合わせて2名がリスト入り。その他、今夏にジローナからマンチェスター・シティへ完全移籍したブラジル代表FWサヴィーニョ、レアル・マドリードで研鑽を積む“トルコの至宝”ことFWアルダ・ギュレルらが名を連ねた。
2024年のコパ・トロフィー受賞者は、10月28日にパリで行われる授賞式において発表される。
2024年のコパ・トロフィー候補にノミネートされた10名の選手、および過去の受賞者一覧は下記のとおり。
■2024年のバロンドール候補
※()内は(所属クラブ/代表チーム)
パウ・クバルシ(バルセロナ/スペイン代表)
アレハンドロ・ガルナチョ(マンチェスター・ユナイテッド/アルゼンチン代表)
アルダ・ギュレル(レアル・マドリード/トルコ代表)
カリム・コナテ(ザルツブルク/コートジボワール代表)
コビー・メイヌー(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド代表)
ジョアン・ネヴィス(ベンフィカ→パリ・サンジェルマン/ポルトガル代表)
サヴィーニョ(ジローナ→マンチェスター・シティ/ブラジル代表)
マティス・テル(バイエルン/U-21フランス代表)
ラミン・ヤマル(バルセロナ/スペイン代表)
ワレン・ザイール・エムリ(パリ・サンジェルマン/フランス代表)
■コパ・トロフィー受賞者一覧
※()内は(当時の所属クラブ/代表チーム)
▼2018年
キリアン・エンバペ(パリ・サンジェルマン/フランス代表)
▼2019年
マタイス・デ・リフト(ユヴェントス/オランダ代表)
▼2020年
新型コロナウイルス感染症の影響により中止
▼2021年
ペドリ(バルセロナ/スペイン代表)
▼2022年
ガビ(バルセロナ/スペイン代表)
▼2023年
ジュード・ベリンガム(レアル・マドリード/イングランド代表)
09/05 09:27
サッカーキング