痛恨の後半AT弾で今季初黒星…マンU指揮官は落胆「不必要な失点は避けなければならない」

エリック・テン・ハフ

 マンチェスター・ユナイテッドを率いるエリック・テン・ハフ監督が、24日に行われたプレミアリーグ第2節のブライトン戦を振り返った。マンチェスター・ユナイテッドのクラブ公式チャンネルが同監督の試合後コメントを伝えている。

 16日に行われたフルアムとのオープニングマッチを1-0で制したマンチェスター・ユナイテッドは、続く第2節では日本代表MF三笘薫擁するブライトンの本拠地に乗り込んだ。試合は33分、三笘の折り返しから元イングランド代表FWダニー・ウェルベックに“恩返し弾”を決められ、1点を追いかける展開に。33分には右からのクロスボールをイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードが強引に頭でねじ込んだものの、ここはオフサイドのため認められない。

 それでも後半の60分には、コートジボワール代表FWアマド・ディアロがカットインから左足でシュートを叩き込み、試合を振り出しに戻す。70分にはカウンターの流れから、ポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスの折り返しをアルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョが押し込んだものの、ここはオフサイドポジションにいたオランダ代表FWジョシュア・ザークツィーのひざに当たっており、オフサイドとみなされ逆転とはならず。すると後半アディショナルタイム、ブラジル代表FWジョアン・ペドロに勝ち越しゴールを奪われ、1-2でタイムアップ。第2節にして早くも黒星を喫した。

 試合後、テン・ハフ監督は「この結果には非常に失望している。少なくとも引き分けには持ち込まなければならないゲームだった。同時に勝てたとも思う。だが、結果として得られたポイントは0だ」と回顧。前半は自分たちが得点を奪うチャンスがあったなかで仕留められなかったことを悔やみつつも、2つの失点については避けられたものだったと指摘した。

「長い時間ゲームをコントロールしており、ポゼッションの面でもうまく進めていただけに、失点が残念だった。間違いなく不必要なものだったよ。特定の個人がというわけではない。チームとしてもっとうまく振る舞わなければならない場面で、軽い失点を2度繰り返した。このような場面で何をすべきか、全員が自分の仕事を理解し、“チーム”としてゴールを守らなければならない」

「不必要な失点を避けなければ、同じように勝ち点を落とすこととなる。我々は学ばなければならないんだ。このような場面では、チームとしてもっとやるべきことがある」

 加えて、テン・ハフ監督は「一貫性を保つ必要がある」と主張。「たとえ勝てないような試合内容ならば、最低でも引き分けなければならない。我々は改善し続けなければならないし、まずはハードワークすることが我々にできる最初の一歩だ。同時に、攻撃面では、ポケットを使った攻撃をより効果的にできるようになる必要がある。結局のところ、サッカーは安定感だけではダメで、得点を取れなければ勝てないからだ」と語った。

 次節、マンチェスター・ユナイテッドは9月1日に本拠地『オールド・トラフォード』で日本代表MF遠藤航が所属するリヴァプールと激突。良い形でインターナショナルマッチウィークに入るためにも、連敗は避けたいところだ。

【ハイライト動画】マンUは痛恨の逆転弾でブライトン相手に今季初黒星

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