王者インテル、土壇場で追いつかれドロー発進…指揮官「あのような失点は許されない」

マルクス・テュラム

 インテルを率いるシモーネ・インザーギ監督が、セリエA開幕節ジェノア戦を振り返った。17日にイタリアメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えた。

 連覇を目指すインテルは、20分にジェノアの先制点を許したものの、マルクス・テュラムの“ドッピエッタ”’(1試合2得点)で逆転に成功。しかし、後半アディショナルタイム5分に献上したPKがきっかけでジュニオール・メシアスの同点ゴールを浴び、“ネッラズーリ”は土壇場で勝ち点「2」を失った。

 S・インザーギ監督はジェノア戦後、「後悔と落胆がある。前半は事故的な失点もあったが、真剣に集中してプレーした。私たちのようなチームが84分にリードを奪ったとき、あのような失点(2失点目)は許されない。あのような2失点は、試合に勝つことを難しくする。2失点してしまったのは、おそらく平静を保てなかったせいだろう」と試合を総括した。

「チームは精神的に安定していたし、集中していた。2つの失点を除けば、私たちは相手にほとんど何もさせなかった」

 また、土壇場のハンドでPKを献上してしまったヤン・ビセックについては、「彼はとてもいい試合をしたが、最後の20分間は最初の70分間ほど冴えたプレーではなかった。彼は不注意も犯したが、彼は今やっているように働き続けなければならないということを分かっていてほしい。彼は非常に価値ある若手なのだから」とコメント。同選手が失敗を恐れずに成長していくことを願った。

「優勝は難しいことだし、連覇はさらに難しいことだが、選手たちもそれは分かっている。今日はもっと何かできたはずだ」とドローに悔しさを滲ませたS・インザーギ監督。次節は24日に行われ、インテルはホーム開幕戦でレッチェと対戦する。

【試合ハイライト動画】ジェノア 2-2 インテル

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