チェルシーDFチャロバー、トップチームの練習参加が禁止に…今夏の売却方針は変わらず

トレヴォ・チャロバー

 チェルシーに所属するイングランド人DFトレヴォ・チャロバーが、トップチームへの練習参加が禁じられたようだ。10日、イギリス紙『テレグラフ』やイギリスメディア『talkSPORT』などが伝えている。

 現在25歳のチャロバーはU-9からチェルシーの下部組織に在籍し、ハダースフィールドやロリアン(フランス)などへのレンタル移籍を経て、2021年8月にトップチームデビューを飾った。これまでトップチームでは公式戦通算80試合出場で5ゴール1アシストを記録し、2022年11月には1年の延長オプションが付随した2028年6月30日まで契約を延長した。

 2023-24シーズンは負傷の影響で大きく出遅れたものの、スタメン出場したプレミアリーグ10試合は無敗に終わるなど、公式戦17試合出場で1ゴールを記録。最終的に6位にまで浮上し、ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)出場権を獲得したチームに貢献を果たした。

 そんなチャロバーは、今夏に新しく就任したエンツォ・マレスカ監督の下、チェルシーの練習場『コブハム』で行われた新シーズンに向けたトレーニングに参加していたものの、プレシーズンツアーを行ったアメリカ遠征のメンバーには含まれず。クラブは同選手の売却に動いていることが明らかになっていた。

 そして、トップチームはアメリカツアーを終え、『コブハム』に戻ったが、チェルシーは今夏の退団が既定路線となっているベルギー代表FWロメル・ルカクやアルバニア代表FWアルマンド・ブロヤらとともにチャロバーがトップチームの練習に参加することを禁止し、トップチームから追放したことが報じられている。

 チェルシーとしてはこのような姿勢を取ることで、選手にトップチーム残留という誤った希望を与えるのを避けようとしていると見られており、今夏にチャロバーを売却する方針であることを改めて明らかにしているようだ。

 なお、チャロバーにはアストン・ヴィラやクリスタル・パレスなど複数クラブから関心が寄せられているが、同選手としてはただ移籍をするのではなく、慎重に選択肢を検討したいと考えているようだが、果たしてどのような結末を迎えるのだろうか。

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