マルセロ・ガジャルド、リーベルの監督に復帰…昨年にベンゼマ擁するアル・イテハド監督に就任するも解任

ガジャルド

 リーベル・プレートは5日、クラブ公式Xでマルセロ・ガジャルド氏の監督就任を発表した。

 現在48歳のガジャルド監督はMFとして活躍した現役時代に、パリ・サンジェルマンやモナコ、リーベルなどでプレーし、アルゼンチン代表としても2度のワールドカップを経験した。

 2011年夏にナシオナル(ウルグアイ)で現役を引退すると、直後に同クラブの指揮官に就任し、監督キャリアをスタート。チームをウルグアイ王者に導いた。そして2014年6月にリーベルの監督に就任し、宿敵ボカ・ジュニオルスとの「スーペル・クラシコ」の決勝となった2018年大会を含めた2度のコパ・リベルタドーレス制覇など数々のタイトルをもたらしたが、2022年12月に惜しまれながらリーベルの監督を退任した。

 その後、2023年11月に元フランス代表FWカリム・ベンゼマや同MFエンゴロ・カンテなどを擁するアル・イテハドの監督に就任したが、サウジアラビアでは期待された成果を挙げられず、今年7月の初旬に解任されていた。

 リーベルは2023年1月にクラブOBであり、バイエルンなどでもプレーした元アルゼンチン代表マルティン・デミチェリス氏をガジャルド氏の後任として監督に指名。デミチェリス監督のもとリーベルは昨年のリーグ戦で優勝を果たしたが、今年は昨年ほど成績が振るわず、先月末にデミチェリス監督が解任されていた。

 ガジャルド監督はリーベルの新監督就任に際し「最初に感じたのは大きな感激。(2022年末に)リーベルの監督を退任してから、そんなに時間は経っていないが、リーベルから去ったという感覚はない。クラブに戻り、通路やリーベルの世界を再び歩いてみて、『家にいる』という感覚を強く持ったんだ。それが心で感じたことで、その感情は私を幸せにした」と、再びアルゼンチンの名門を指揮する喜びを語った。

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