フュルクルクにプレミア移籍の可能性…FW補強望むウェストハムがドルトムントと交渉中か

ニクラス・フュルクルク

 ウェストハムがドルトムント所属のドイツ代表FWニクラス・フュルクルクの獲得を狙っているようだ。7月31日、イギリスメディア『スカイスポーツ』やドイツ紙『ビルト』が伝えている。

 現在31歳のフュルクルクはブレーメン所属時の2022-23シーズンにブンデスリーガ得点王に輝き、昨年夏には総額1500万ユーロ(約24億円)と報じられた移籍金でドルトムントに加入。センターフォワード(CF)の主軸として公式戦通算46試合に出場し、16ゴール10アシストを記録した。また、今夏に開催されたEURO2024では全5試合に出場し2ゴールをマーク。“スーパーサブ”として存在感を放ち、ベスト8進出に大きく貢献した。

 そんなフュルクルクにウェストハム移籍の可能性が浮上しているようだ。同クラブは今夏の移籍市場でストライカーの補強を目指しており、コロンビア代表FWジョン・デュランに関心を寄せているものの、アストン・ヴィラとの交渉が難航している模様。そのため別の選択肢としてフュルクルクの獲得を検討しており、ドルトムントとの交渉に臨んでいるようだ。

 ウェストハムは交渉を順調に進めており、ドルトムントとは移籍金の構成、選手側とは個人的な条件についての調整を進めているとのこと。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、フュルクルク本人は自身初のプレミアリーグ挑戦に意欲を示しているようだ。ウェストハムは加入が濃厚と報じられているリーズ所属のオランダ人FWクリセンシオ・サマーフィルとの契約締結が完了し次第、フュルクルク獲得に向けた動きを強める見込みだという。

 ドルトムントはシュトゥットガルト所属のギニア代表FWセール・ギラシの獲得が決定的と報じられており、来る2024-25シーズンはCFの定位置争い激化が予想されている。2026年夏まで現行契約を残しているフュルクルクだが、今夏に新天地を求めることになるのだろうか。ウェストハムの今後の動きに注目が集まる。

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