スタッド・ランス、日本ツアーの初陣は磐田とドロー…伊東純也&中村敬斗は62分に途中交代

伊東純也、中村敬斗

 7月24日、静岡県の『ヤマハスタジアム』にて『スタッド・ランス Japan Tour 2024』の一戦が行われ、ジュビロ磐田とスタッド・ランスが対戦した。

 今夏の日本ツアーでは4試合を戦う予定のスタッド・ランスが、その初陣で磐田と激突。伊東純也と中村敬斗のが揃ってスターティングメンバーに名を連ねた一戦は、立ち上がりの時間にその“日本代表コンビ”がチャンスを演出。中村からのスルーパスで、スピードに乗った伊東が背後のスペースへ飛び出したものの、フィニッシュまでは持ち込めない。

 その後は一進一退の攻防戦が繰り広げられる。磐田も前半の終盤に差し掛かると、藤川虎太朗や山田大記がきわどいミドルシュートを放つなど、ゴールを脅かす場面も作ったが、前半のうちにスコアは動かず、0-0で後半へ折り返した。

 後半に入ると遂に均衡が破れる。67分、前線でうまくボールを収めたマテウス・ペイショットのポストプレーから、左サイドにボールが渡ると、流れていたジャーメイン良は逆サイドへグラウンダーのボールを流し入れる。角昂志郎が斜めへ繋ぐと、ボールを受けた西久保駿介が切り返しから左足で強烈なフィニッシュを叩き込んだ。磐田が見事な攻撃を完結させ、先手を取った。

 だが、終盤に入ると79分、左コーナーキックが逆サイドへ流れたボールをティボー・デ・スメットが拾うと、体制を整えて左足でクロスボールを送る。このボールが中央で高く飛んだウマル・ディアキテの頭にピタリ。狙い澄ましたヘディングシュートをきっちりと沈めた。

 試合はこのままタイムアップ。スタッド・ランスは日本ツアーの初陣をドローで終えた。なお、伊東と中村は62分にピッチを後にした。

 この後、スタッド・ランスはツアーの2試合目で、27日に『IAIスタジアム日本平』にて清水エスパルスとの試合に臨む。

【スコア】
ジュビロ磐田 1-1 スタッド・ランス

【得点者】
1-0 67分 西久保駿介(ジュビロ磐田)
1-1 79分 ウマル・ディアキテ(スタッド・ランス)

【スターティングメンバー】
ジュビロ磐田(4-2-3-1)
GK:杉本光希
DF:川﨑一輝(46分 西久保駿介)、ハッサン・ヒル(80分 伊藤槙人)、リカルド・グラッサ、高畑奎汰(72分 吉村瑠晟)
MF:松本昌也(72分 上原力也)、平川怜(72分 植村洋斗);ジョルディ・クルークス(46分 角昂志郎)、山田大記(46分 ジャーメイン良)、藤川虎太朗(46分 古川陽介)
FW:ウェベルトン(46分 マテウス・ペイショット)

スタッド・ランス(4-3-3)
GK:イェファン・ディウフ
DF:アブドゥール・コネ、ジョゼフ・オクム、エマニュエル・アグバドゥ、セルヒオ・アキエメ
MF:アマドゥ・コネ、レダ・カドラ、マーシャル・ムネツィ
FW:伊東純也、アダマ・ボジャン、中村敬斗

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