ミラン加入のスペイン代表FWモラタ、通算移籍金で歴代5位にランクイン 史上5人目の総額2億ユーロ達成か

アルバロ・モラタ

 スペイン代表FWアルバロ・モラタは、アトレティコ・マドリードからミランへ移籍することが19日に発表された。移籍情報サイト『Transfermarkt』の算出によれば、同選手は史上5人目となるキャリア通算移籍金2億ユーロ越えを果たしたようだ。

 モラタはアトレティコ・マドリード、ヘタフェのユースを経て、レアル・マドリードの下部組織に加入すると、2010-11シーズンにトップチームデビュー。13-14シーズンにリーグ戦23試合8得点という成績を残し、2014年7月にユヴェントスへ『2000万ユーロ』で加入した。

 ユヴェントスで2シーズンを過ごしたモラタは、2016年7月に『3000万ユーロ』でレアル・マドリードへ復帰。16-17シーズンは公式戦35試合出場で18ゴール6アシストの活躍を見せ、1年後の2017年7月には『6600万ユーロ』でチェルシーへ移籍した。その後、チェルシーで1シーズン半プレーしたあと、2019年1月にアトレティコ・マドリードへ『1800万ユーロ』でローン移籍。再び1シーズン半後の2020年6月には、アトレティコ・マドリードが『3500万ユーロ』をチェルシーへ支払って完全移籍したのち、同年9月にユヴェントスへ『2000万ユーロ』で期限付き移籍した。

 ユヴェントスでは買い取りオプションが行使されず、ローン期間満了に伴い、2022年夏にアトレティコ・マドリードへ復帰。2シーズンを過ごしたあと、今月19日にミランへ移籍金『1300万ユーロ』で加入することになった。

 ここまでのキャリア通算移籍金は『2億200万ユーロ』(現在のレートで総額を換算すると約346億円)。その時々のレートや移籍金の変化も大きく影響するため、単純に過去の選手と比較できる指標ではないが、史上5人目となるキャリア通算移籍金2億ユーロ越えを果たしたことになる。

 なお、『Transfermarkt』によるキャリア通算移籍金ランキングで史上最高額を記録しているのは、アル・ヒラルに所属するFWネイマールで4億ユーロ(約685億円)。同選手はサントスからバルセロナ、パリ・サンジェルマン(PSG)、アル・ヒラルと3度の高額移籍を経験している。

 歴代2位は今夏ローマからチェルシーへローンバックしているベルギー代表FWロメル・ルカクで3億3922万ユーロ(約581億円)、3位はアル・ナスルに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドで2億4700万ユーロ(約423億円)、4位はPSG所属のフランス代表FWウスマン・デンベレで2億2200万ユーロ(約380億円)と算出されている。

【キャリア通算移籍金ランキング】
<順位:選手名/総額(移籍金発生回数)>
1位:ネイマール/4億ユーロ(3回)
2位:ロメル・ルカク/3億3922万ユーロ(8回)
3位:クリスティアーノ・ロナウド/2億4700万ユーロ(4回)
4位:ウスマン・デンベレ/2億2200万ユーロ(3回)
5位:アルバロ・モラタ/2億200万ユーロ(7回)
6位:アントワーヌ・グリーズマン/1億8200万ユーロ(4回)
7位:フィリペ・コウチーニョ/1億8030万ユーロ(5回)
8位:キリアン・エンバペ/1億8000万ユーロ(1回)
9位:アンヘル・ディ・マリア/1億7900万ユーロ(4回)
10位:ズラタン・イブラヒモヴィッチ/1億6910万ユーロ(7回)

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