いわきの2選手が退団…DF照山颯人が首位長崎へ、DF嵯峨理久が4位岡山へ完全移籍

 いわきFCは7日、DF照山颯人がV・ファーレン長崎へ、DF嵯峨理久がファジアーノ岡山へ、それぞれ完全移籍することを発表した。

 2000年8月28日生まれの照山は、成立学園高校を卒業後の2019年にベガルタ仙台へ入団。アスルクラロ沼津やFC今治を経て、2024シーズンからいわきに加入した。いわきではセンターバックのレギュラーとして、2024明治安田J2リーグの18試合に出場し、4ゴールを記録していた。

 一方、現在26歳の嵯峨は、仙台大学卒業後の2021年に当時JFLのいわきに入団。右サイドバックの主力として、2年連続の昇格に貢献した。昨季もJ2リーグの20試合に出場したが、ケガの影響で後半戦の大半を欠場した。今季は開幕から6試合連続で出場していたものの、その後はベンチ外が続いていた。

 シーズン途中でいわきを退団することになった2選手は、クラブ公式サイトを通じて次のように感謝を綴った。

■照山コメント
「このたび、V・ファーレン長崎に移籍することになりました。いわきFCに加入してまだ半年。このタイミングでの移籍になってしまい、申し訳ないです。半年という短い間でしたが、いわきFCで成長できたということは胸を張って言えます。いわきFCにきて心から良かったと思います」

「新しい地で挑戦することを選びましたが、いわきFCでの経験を生かして、より大きな選手、そして日本を代表するようなCBになるために闘い続けます。本当にありがとうございました」

■嵯峨コメント
「このたび、ファジアーノ岡山に移籍することになりました。まずはいわきFCに関わる全ての皆様、3年半本当にお世話になりました。この時期ということもあり非常に悩みましたが移籍を決断しました。自分の決断を尊重してくれたクラブに心から感謝しています」

「JFLからJ2まで、いわきFCで自分はキャリアを進めチームと共に成長させていただきました。いわきFCに入団した日、JFL優勝、J3昇格した日、Jリーガーになった日、J3優勝、J2昇格した日、怪我で中々サッカーができなかった日、苦しかったリハビリの日。いわきFCでは自分のサッカー人生において最高と最悪の日を過ごしました」

「ただどんな時も自分の成長と向き合ってくれた大倉社長、雄三さんをはじめとするとするクラブスタッフの皆さん、怪我で苦しんでた時にサポートしてくれたメディカルの皆さん、ずっと応援していただいているサポーターの皆さん、いつもご支援していただいているスポンサーの皆さん。沢山の方のおかげで自分はいわきFCでプレーできたと思っています。このような形での移籍になりますが、自分がこれから活躍している姿を見てもらうことが1番の恩返しだと思っています。『この選択を正解にするんだ』という強い気持ちを持って、謙虚に、貪欲に岡山の地で頑張ります」

「いわきFCの今後の活躍を祈ってます。またどこかで会いましょう。ありがとうございました。浜を照らす光であれ」

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