レアル、スペイン代表DFナチョの退団を発表…下部組織を含め23年間在籍の“ワン・クラブマン”が別れ

ナチョ・フェルナンデス

 レアル・マドリードは25日、スペイン代表DFナチョ・フェルナンデスが同クラブを退団することを発表した。

 現在34歳のナチョは、11歳でレアル・マドリードの下部組織に入団し、2010-11シーズンのラ・リーガ第33節バレンシア戦でトップチームデビューを飾った。複数のポジションをこなすユーティリティな能力と高い安定感を武器に、クラブで貴重なバックアッパーとしての地位を確立し、これまでラ・リーガ制覇やチャンピオンズリーグ(CL)3連覇を含む数多くのタイトル獲得に貢献。“白い巨人”で出場した公式戦は364試合に上り、16ゴール7アシストをマークしている。

 2023-24シーズンはクラブに負傷者が相次いだこともあり、キャリアハイとなる公式戦45試合に出場したナチョ。今夏に契約が満了を迎えることから、去就に大きな注目が集まっていたなか、この度レアル・マドリードからの退団が正式に決定した。なお、スペイン紙『アス』は、サウジアラビアのアル・カーディシーヤを移籍先と報じており、すでにメディカルチェックを終えていると主張しながら、年俸1000万ユーロ(約17億円)の2年契約で正式なサインも完了していると指摘した。

 ナチョの退団に際し、レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長はクラブ公式サイトで以下の通りコメントを発表している。

「幼少期に私たちのユースアカデミーに入団して以来、ナチョは常に全員の模範であり、すべてのレアル・マドリードファンから愛され、認められ、称賛されてきた。レアル・マドリードは彼の故郷であり、これからもそうあり続けるだろう」

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