ラ・リーガ、元日本代表FW岡崎慎司氏のアンバサダー就任を発表「日本との架け橋になりたい」

岡崎慎司氏

 ラ・リーガは19日、2023-24シーズン限りで現役を引退した元日本代表FW岡崎慎司氏がアンバサダーに就任することを発表した。

 1986年4月16日生まれで現在38歳の岡崎氏は、2005年に滝川第二高校から清水エスパルスへ入団しプロキャリアをスタートさせた。その後はシュトゥットガルトやマインツで活躍し、2015年夏に加入したレスターでは“奇跡”のプレミアリーグ制覇に貢献。2019年夏からはマラガ、ウエスカ、カルタヘナとスペインのクラブを渡り歩き、シント・トロイデンでの2シーズンを経て、約19年の現役生活に終止符を打った。

 そんな岡崎氏がラ・リーガのアンバサダーに就任することが決定。ラ・リーガは「日本サッカー界のシンボル、岡崎慎司氏のラ・リーガ新アンバサダー就任を発表できることを光栄に思う。ピッチ上の情熱とリーダーシップが代名詞だった同氏は、日本代表や国内外のクラブで輝かしいキャリアを築き、世界のサポーターはもちろん、特に日本のサポーターとスペインサッカーを繋ぐ架け橋になります」と声明を発表している。

 スペインの地で約3年間プレーした岡崎氏は、ウエスカ時代にラ・リーガ通算25試合に出場し1ゴール1アシストをマーク。また、加入初年度の2019-20シーズンにはセグンダ・ディビシオン(2部リーグ)で37試合出場12ゴールという成績を残し、クラブのトップリーグ昇格に大きく貢献した。

 ラ・リーガのアンバサダー就任を受け、岡崎氏は次のようなコメントを発表している。

「サッカー人生のセカンドキャリアをこのような形でスタートでき、それをラ・リーガと共に実現できることにワクワクしています。スペインという国、そしてスペインサッカーとは大きな絆で結ばれていると感じており、特に日本との架け橋になりたいと考えています。日本のファンの皆様にラ・リーガの魅力と情熱を届けるだけでなく、日本の若い選手たちにも私の経験から学び、スペイン挑戦のチャンスを掴んでもらいたいと思います」

 なお、岡崎氏は現役最後のクラブであるシント・トロイデンのアンバサダー、およびドイツ6部リーグのバサラ・マインツの新監督に就任することが既に発表されている。

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