ウェストハムで大活躍のクドゥスだが…パケタ騒動のあおりを受けて加入後1年で退団の可能性も

モハメド・クドゥス

 ウェストハムが、ガーナ代表MFモハメド・クドゥスを1年で売却する可能性が浮上している。

 現在23歳のクドゥスは、2020年7月に加入したアヤックスで頭角を現すと、2023年8月にはウェストハムに完全移籍。2023-24シーズンは公式戦48試合に出場して18ゴール7アシストをマークし、加入初年度から素晴らしい数字を残している。

 だが、“順風満帆”に思われたクドゥスのロンドン生活が、わずか1年で予想だにしない方向に向かう可能性が出てきた。イギリスメディア『フットボール・インサイダー』が6日に伝えたところによると、ウェストハムはブラジル代表MFルーカス・パケタを他クラブに移籍させることで資金を得ようと画策していたものの、“ある理由”でその計画が頓挫する危険が生じているという。

 それは、パケタにかけられた違法賭博の疑い。パケタは賭博市場に影響を与えるという不適切な目的で意図的にイエローカードをもらった疑いでイングランドサッカー協会(FA)から告発された。なお、本人は一貫して賭けに一切関与していないことを主張している。

『フットボール・インサイダー』は「パケタの移籍は事実上頓挫したと言ってもよく、ウェストハムは新監督就任が濃厚となっているフレン・ロペテギ氏の求める新戦力を確保するため、クドゥスを売却する可能性がある」と指摘。クドゥスの残した成績には文句のつけようがないものの、逆に加入初年度で見せたハイパフォーマンスがクラブによる“現金化”につながってしまうかもしれない。

ジャンルで探す